超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

絶体絶命 全曲レビューその9「G行為」

2011-04-11 23:31:20 | 音楽(全曲レビュー)






RADWIMPS「絶体絶命」毎日レビュー、その9「G行為」です。そろそろ終わりが見えてきたかな。


タイトルからしてお遊びの曲かな?と思いきや
むしろ聴き手を突き落とすカオティックなゴシックパンクナンバーになってました。
ちょっとこれは予想外でしたが
正直楽曲の出来としては今作でもトップクラスですね。インパクト大な上にそれが持続するというか。
ちょっと考えてしまうくらい。
とか言いつつ単純に音に身を任せるのにも適してる曲で。





9.G行為


【まだ本気を出していないだけ みんなは本気出してもあんだけ】

俗に言う大言壮語といいますか
「明日から本気出す」的な・・・。ただでさえ引き延ばしが常日頃なのに
そんな大きな目標をこなせる筈もない、っていう。
それでいて他人を見下す醜さ。汚さ。
他人をコケにすることで自分を保ってどうなるんだろう。そんな自分が素敵と言えるのか?
そもそも何か大きな事を成し遂げるのなんて毎日の積み重ねが大切なんであって
頭で想像してるだけじゃどうにもなんないんだよ、という事。
かなり耳の痛い話でありますが
その実耳を傾ける価値のある言葉でもある。


【もう殺してやりたい】

殺してやりたい・・・とは穏やかな言葉ではありませんけど
実際思い通りにならない時だったり
神経を逆撫でされた時に
こういう気持ちになるのは至極当たり前・・・当たり前って言葉が適切なのかは分かりませんが
とにかく理不尽な気持ちになった際につい心の中で口走ってしまう悪魔の言葉。

何一つ成し遂げられない自分に対する言い訳を一生懸命編み出したかと思えば
その癖誰にも認められない事を総て他人の所為にする、
その責任を他人に押し付ける。
不完全な生き物なんです。


【例え何度生まれ変わったとて お主にチャンスなんじゃないんじゃ】

生まれ変わってもっとマシな人生を。
もう少し綺麗な容姿でとか、裕福な家庭でとか、幼い頃から計画を建ててとか
そういう事を考えてる時点でお前に未来などない。
そもそもが上記のような性質なので
お前なんぞその考えの時点で何度生まれ変わっても雑兵なんじゃボケ、と。
自己満足で一生暮らしてろと。



そんな欠けた存在である誰かと、同じく欠けた存在である誰か。
が一緒になってくっつけばもう少しマシな人生が送れる。
もしくは欠けた者同士で一つのちゃんとした存在になれる。
自己満足を止めて、G行為を止めて、
相手を満足させられれば、相手の懐に入り込むことを考えれば、足りない同士補い合って。
確かにあなたは大きく認められる存在には成り得なかったかもしれないが
道はそれだけじゃない
道は一つだけじゃない。
身の丈の届く範囲でも十分幸せは得られる。それもまた自分に対するある種の労わりで。

若しくは、そんな自分自身を認めて歩き出して、この世界と一つになること。
世界との交わりを続けることで新しい自分自身を生んでやればいい。
それはきっと「自己満足」って言葉では形容できない筈で。

要はイメージしてるだけじゃなくて、きちんと行動に移しなさい、と。




これらは自分なりの解釈ですけど、多分人によって解釈も異なると思われます。ていうかこのアルバム自体が。



日常 第2話「日常の第二話」 感想

2011-04-11 03:31:14 | アニメ





今夜もひっそりと更新!日常2話の感想です。


今回は動きで笑わすネタが多かったかな。
特にみおのノートネタは相当作画に気合入れてたんじゃないですかねえ。
1話と比べると多少シュールというより勢い重視になった印象ですが、これはこれでまた。






■グリコネタ(原作4巻「日常の53」より)
・いきなり4巻冒頭のネタか。
・でもこれはちょっと日常だよね。
・復活の呪文って懐かしいな・・・。いちいちメモ取るのがメンドクサイのなんの。
・それで間違えてたら余計腹立つし。
・あの長さは何。


■追いかけてくるネタ(原作2巻「日常のプロトタイプ1」より)
・セパタクローっていう競技を敢えて選択するそのセンス。
・近所の人と、って・・・??
・流行ってんの?
・追いかけられるみおちゃん。でも何でも金で解決は良くないよ(笑)。
・犯人がお姉ちゃんに変わってる。でもこれは良い改変かな。
・だって本当にしそうだもの。
・私の野口ー!って言い方はどうなのか。
・恋人気取りか(違)


■腕にロールケーキネタ(原作1巻「日常の13」より)
・なのの腕にロールケーキ
・なのの頭に甘食
・なのの・・・部屋の冷蔵庫にバウムクーヘン
・なのに付ける必然はどこに。
・若干キモい(笑)。
・「最初はグー」ってオリネタは非常に良いね。可愛いし。ってかまたロールケーキかよ。
・ロールケーキ女(何)。
・サンボマスターネタは素直に嬉しかった。ベスト出たよっ。


■禁断のノートネタ(原作1巻「日常の15」より)
・みおの数学のノートにベーコンレタスネタが
・気晴らしがそれか
・むしろハマってないか?
・それを取り返す為に必死なみおちゃん
・「廊下は走るな!」お前が言うな(笑)。
・廊下どころか、窓まで走ってたじゃねえか。
・ここでもまたお金ですかー。
・自分のノートに千円って悲しくないか。
・結局無事元に戻りました。
・しかし消し忘れて、提出は取りやめに。走馬灯見るくらい全力だったのに・・・。
・そもそも落書きをするもんじゃないですからね(笑)。
・途中向井秀徳の絵みたいになってたな。


■安中さんのリボンネタ(原作3巻「日常のショート2」92ページ)
・いきなり巻数飛んだな。
・可愛さでごまかしてる。
・ごまかされてる。


■みさとvs.笹原ネタ(原作1巻「日常の5」より)
・みさとと笹原はいつも仲悪い
・と見せかけてみさとの一方的なツンデレ
・そのツンが大きすぎてどうしよう。
・デレもまた分かりにくいよ!
・案外笹原のがまともなのか?





観てて思ったんですが、原作の雰囲気再現に本当に力を注いでいるのが判りますね。
それとは別にまたいつかオリジナルのネタも思いっきりやってくれないかな、
と少し期待してたり。
詰め込まれてて相当の見応えだったね。満足。



アスタロッテのおもちゃ! 第1話「出会いのエクスクラメーション」 感想

2011-04-11 03:19:47 | アニメ






中々心地良い世界観。結構好きかも。





ファンタジーの国のお話。
大国があって、その国の女王の娘が居て。
いかにも乙女チックな世界観で朝やってもおかしくない雰囲気。
だがその実、目的は主人公ロッテの男探し。
女王はハーレムを築いてたのだからそれに追随せよ、と。
それもまたどうなのかな・・・と思いますが
久々のツンデレ釘宮といいぬるすぎない空気感がまた良いですね。傍目から見ると純粋そうだけど
そう見えて不純な部分も垣間見える、っていう。

そんなロッテは、男嫌いという話で
とにかく男には触れたくもないと。男に触れるのが嫌ならば
彼女の種族であるサキュバス的には致命傷な訳で、何故なら吸血しなければ生きていけないから。
そう考えると女王と同じになる必要はないとはいえ
確かに男の存在が必要不可欠ではある。
男性嫌いを克服する物語なんですね。
一見完璧に見えるロッテですが、そういう部分こそ弱点だと。


駄々をこねるロッテですけど、じゃあ人間の男だったら良いと。
本当はいいわきゃないんですが、でまかせで嘘を言ってしまうわけ。人間が空想上の世界ということで。
人間界にも行けやしないだろ、と。
でもそれがまた、行けてしまうんだよなあ・・・。
部下のユーディットの魔法でね。
彼女はそれくらいロッテの身を案じてて。何としてでも男を!と。生命に関わるからね。

ユーディットが行ったはいいものの、完全に帰ってこれる保障もない訳ですから
ロッテもその取り巻きも必死で。
その一人が頑張るロッテを見て顔を赤らめてたり、なんか百合要素とかもあるんですか(笑)?
一人だけやたらグラマラスなキャラも居たり、なんだかこの先が楽しそうだ。
何よりユーディットが行ったのは自分の責任だ、と思って必死に頑張るロッテが好きだったり。
なんかこの子結構好きかもしれないなあ。
素直なツンデレっていうか。
何語だよそれ。
っていうか全体的にキャラに邪気がないですよね。何か。

ユーディットはそんなロッテの心配を余所に無事に帰ってきてくれました。
思わず嬉しくて抱きつくロッテ。
が、抱きついた先はユーディットではなく人間の男子だった・・・!という訳でまた次回に続きます。
設定には凝らずにシンプルな味わいでしたね。
後はもうツンデレ釘宮に期待、という感じですね(笑)。





という事で初回。
割と雰囲気は良かったし、素材も悪くないし、中々の滑り出しだったのでは。
今期のファンタジー枠はこれかな~と思いつつ
次回予告で早速漂うラブでコメな香りにワクワクしたり。
新番組感想5発目決定です。