超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 第2話「ゆうしゃめんま」 感想

2011-04-22 02:24:42 | アニメ





めんまみたいになりたかった。





個人的に大感動だった1話から一転、コツコツと願いを探していく展開になりました。
めんまの好きだったこと
めんまの好きだったもの
めんまの好きだったひと・・・どんどんと彼女の記憶や幼少時の願望を辿っていく。
そんな内にどんどんみんなが一箇所に集まっていく、というのが狙いなのでしょうか。

確かにみんな外見や口調だけ見れば変わったように見える。
けどその実根本的な部分は一切変わってなくて、それを確認出来たような2話で。
もともと鳴子はじんたんの事が好きで
彼の事を思うが故にじんたんに対して意地悪な質問をけしかけて、その結果彼に後悔をさせた形になって。
要は彼女も彼女でまためんまに対して一種の後悔、申し訳ないって気持ち・・・
それがあるんですよね。
じんたんと似たような、ね。

彼女はめんまになりたかった。
めんまみたいに可愛く、明るくなりたかった。
何よりもじんたんに好かれたかった。だけど、じんたんはそんなめんまの事が好きで
だからこそ彼女はめんまの事が大嫌いで・・・
でも一方でめんまに対する素直な憧れの気持ちもあって。
だからこそ複雑というか、何というか。
 でも、そんな彼女もやっぱり蓋を開ければ素直で可愛い女の子だった。
ゲームが好きで、漫画が好きで、メディア番長みたいな感じで。
それは彼女の部屋を見ればよく分かるし
いくらオシャレに飾り付けてもそれだけは決して変わらない。見た目だけ。昔好きだった漫画も大事に取ってあって。
だからこそ、じんたんの要望に応じてくれた。
本当はみんなと仲良くしたい気持ち、あるんだと思う。
結局めんまの願いは昔好きだったゲームには関係なかったんだけど。

それでも、あの日あの瞬間彼らが本来の彼らを取り戻せたのには間違いはなくて。
それだけでも良かった。
それだけで良かった。


とはいいつつ、確かに鳴子とは再び童心に戻れた感じ、ぽっぽは元々世界放浪以外は何も変わってなかったけど
今やすっかりエリート一族になってしまったゆきあつとつるこが残っている。
特にゆきあつは・・・
過剰にめんまを好きだったみたいですね。だからこそじんたんに対して想うところもあるのかな。
彼女の服の匂いを嗅いでるシーンがありました。それくらい偏愛してって事なんでしょうけど。

めんまは、今週のめんまは
「どこに帰れば」ってセリフを残していました。
確かにどこにも帰れないし、帰る家はないし、帰っても空しくなるだけ。泣きたくなるだけ。
でも皆の所に行けばまた昔のような懐かしさがあって、温かさがあって。
その様子に涙すら流しためんま。
きっと彼女の帰る場所はみんなの心の中なんだろうな、って思うけど
同時にかつてみんなを散り散りにさせた原因であるめんまが再びこうやってみんなを繋げている
その役割を担っているのがこれまた面白いですね。
鳴子は自分の事で辛いのでは・・・?
と彼女は杞憂してましたが、実際きっと鳴子は素直になればきっとめんまの事大好きだと思う。
だから、そんなめんまが、本当に再びみんなの輪に入れる事があればいいな、って。

そう思います。っていうかめんま可愛すぎなんだよっ!(笑)。
目標が分かり易く、かつ丁寧な感情ラインと風景描写。やはり最高です、って事を認識した2話でした。





世代的にもポケモンやボーボボ・・・いやボーボボの頃にはそれなりの年いってたか。
とにかく観てる人の世代を考慮した作品チョイスが見事でした。
ああいう童心に帰る行為って一種の願いでもありますよね・・・。
何気に食事シーンも気合入ってるんだよなあ。
そういう細かい部分に注目しても楽しいかもしれませんね。実際、楽しいです。

次回、鳴子と再び打ち解けた事もあってまた学校に行くみたい。そこでの色々も、また期待。




電波女と青春男 第2話「失踪する思春期のレヴェリー」 感想

2011-04-22 02:23:36 | アニメ






前衛的だなあ、と思って観てたら最後に大きな爆弾が。





この作品、ちょっと勘違いしてたんですが
電波女っていうのは複数形だったんですね。青春男は主人公一人だけど
対して電波女が色々いらっしゃるようで。
エリオはもちろんのこと女々さんもある意味そうだし
加えて流子とか前川さんだとか、っていうかサンドイッチウーマンか?(笑)。
なんかもう電波的な女性ばっかりで。
でも、そんな中でもまともに付き合えてる主人公は凄いなあ・・・って思うんですが
方向性としてはそういうヒロインたちにいっぱい付きまとわれる的な?
それはそれでどうなんだろ・・・
役得といえば役得ですけど、幸せなのかも分からないよね。
とはいいつつどの子もどの子で可愛いんですけどね。

で、そんな前衛的な会話をぼやっと眺めてたら、っていうか海のシーンは何気にお気に入りなんですけど
エリオは実は宇宙人じゃないっぽい可能性も出てきましたね。
最初から疑わしい事この上なかったんですけど。

彼女は主人公の通う高校に元々いたらしくて、それが退学になって家で生活していると。
その顛末は宇宙人にさらわれてた、とか実は私が宇宙人だった!とか意味不明な事をのたまって
みんなからドン引きされた状態で迎えたらしいですけど
そこには理由があって
彼女何らかの原因で記憶喪失で、退学する前の6ヶ月の記憶が全て抜け落ちており、
警察の捜査でも発見出来なかった。
そんな自身の状況を、記憶喪失で手掛かりなしって辛い状況から逃れる為に自らを宇宙人という設定にして
そう思い込むことで今のような状態になってしまった・・・と。元々宇宙好きだったことから。
その証拠に空を飛ぼうとして、当然墜落して、骨折して
結果的に何かを怖がるように布団を巻いて。

1話では見えなかった色々も見えてきました。OPの聴こえ方も変わるような。
そんな彼女の電波を受信できるのは、主人公だけっていう。あなたしか受信できない電波。
これはちょっと先々が楽しみになって来ますね。
既に作画では存分に魅せてもらってるので、お話のヒートアップにも期待。っていうか若干鬱入ってる?





にしてもエリオの可愛さは群を抜いてますね。青春男の活躍にも、大いに期待。




そふてにっ 第3話「もーれつっ」 感想

2011-04-22 02:01:18 | アニメ





「ありえねー!」の連発。





ご多分にアニメから観ている人は「ねーよ(笑)」を連発するんじゃないかと思います。
だって原作ファンの自分ですら「ねーよ!(笑)」の連発でしたもの。
そこに笑って文字が入るかどうかは人それぞれですが
在り来たりのものをやるよりかは全然いいじゃねえか、って思うんですよね。っていうか好きです(笑)。

ただ、原作ファンの視点で云うと今回の構成もまた上手いんですよね・・・(笑)。
1巻のリーグ戦のエピソードと2巻冒頭の吹雪で学校に泊まるエピソードをくっ付けている訳ですけど
正直この合わせ方は上手いと思う。
あんだけ在り得ない大嵐の後ではむしろあれくらいやってもいいんじゃないか?っていう。
学校に泊まるって出来事も至極自然ですし。
改めて原作を読み返して上手いなあ、と今週もまた思ったのでした。
思った以上に原作の雰囲気を汲んでアニメにしてくれてますね。感心します。


さて、今週も色々とツッコミところ満載でしたね!
まずは、何を置いても触れなければいけないのが千歳さんのシーン大幅カット(笑)。
実はあそこ、原作だと大津波が来ちゃうんですよ。
だから自主規制したんでしょうね。
それはある意味不幸ではありましたが
それが終わってみればいきなりナウシカパロが始まってる訳で
逆にシュールさが増した?と言えなくもありません。怪我の功名的な?しかも裸だし(笑)。

感動って言うより失笑モノですが、何気に面白かったのではないかと思います。
そんな千歳さんは結局ランキングでビリと辛酸を舐める形に。
でも彼女の活躍もあるので期待はしときましょう。個人的にも好きなキャラですし。

明日菜の妄想も往々にして過激でしたね。
「女にしてやる」の所で花が散ったのは上手い、と同時に下品(笑)。
しかしサウナから蝋燭の流れは知っててもやっぱり驚くな。どれだけ想像力豊かなんだ。

また、来栖ちゃんの行動も実にシュールでした。
あのエスカレーターの部分はオリジナルなんですけど、あまりに意味不明すぎて笑っちゃいました。
笑ったといえばパジャマの代わりに着ぐるみ用意して「グー!」とかも。
サメに扮してたのも含めて中々に笑いを提供してくれますよね。


最早、この人たちにもこの作品にも常識は通用しません!ってのがよく分かる回だったのではないでしょうか。
それでいて、なんだかんだいってテニスバカでもあるんですよね。
寝る間を惜しんで(?)練習するくらいで。
今まででも特に出来の良い回だったのでは。




原作はこの流れを汲みつつ、ちょっとアプローチは異なるので興味があれば是非、というところですね。