めんまみたいになりたかった。
個人的に大感動だった1話から一転、コツコツと願いを探していく展開になりました。
めんまの好きだったこと
めんまの好きだったもの
めんまの好きだったひと・・・どんどんと彼女の記憶や幼少時の願望を辿っていく。
そんな内にどんどんみんなが一箇所に集まっていく、というのが狙いなのでしょうか。
確かにみんな外見や口調だけ見れば変わったように見える。
けどその実根本的な部分は一切変わってなくて、それを確認出来たような2話で。
もともと鳴子はじんたんの事が好きで
彼の事を思うが故にじんたんに対して意地悪な質問をけしかけて、その結果彼に後悔をさせた形になって。
要は彼女も彼女でまためんまに対して一種の後悔、申し訳ないって気持ち・・・
それがあるんですよね。
じんたんと似たような、ね。
彼女はめんまになりたかった。
めんまみたいに可愛く、明るくなりたかった。
何よりもじんたんに好かれたかった。だけど、じんたんはそんなめんまの事が好きで
だからこそ彼女はめんまの事が大嫌いで・・・
でも一方でめんまに対する素直な憧れの気持ちもあって。
だからこそ複雑というか、何というか。
でも、そんな彼女もやっぱり蓋を開ければ素直で可愛い女の子だった。
ゲームが好きで、漫画が好きで、メディア番長みたいな感じで。
それは彼女の部屋を見ればよく分かるし
いくらオシャレに飾り付けてもそれだけは決して変わらない。見た目だけ。昔好きだった漫画も大事に取ってあって。
だからこそ、じんたんの要望に応じてくれた。
本当はみんなと仲良くしたい気持ち、あるんだと思う。
結局めんまの願いは昔好きだったゲームには関係なかったんだけど。
それでも、あの日あの瞬間彼らが本来の彼らを取り戻せたのには間違いはなくて。
それだけでも良かった。
それだけで良かった。
とはいいつつ、確かに鳴子とは再び童心に戻れた感じ、ぽっぽは元々世界放浪以外は何も変わってなかったけど
今やすっかりエリート一族になってしまったゆきあつとつるこが残っている。
特にゆきあつは・・・
過剰にめんまを好きだったみたいですね。だからこそじんたんに対して想うところもあるのかな。
彼女の服の匂いを嗅いでるシーンがありました。それくらい偏愛してって事なんでしょうけど。
めんまは、今週のめんまは
「どこに帰れば」ってセリフを残していました。
確かにどこにも帰れないし、帰る家はないし、帰っても空しくなるだけ。泣きたくなるだけ。
でも皆の所に行けばまた昔のような懐かしさがあって、温かさがあって。
その様子に涙すら流しためんま。
きっと彼女の帰る場所はみんなの心の中なんだろうな、って思うけど
同時にかつてみんなを散り散りにさせた原因であるめんまが再びこうやってみんなを繋げている
その役割を担っているのがこれまた面白いですね。
鳴子は自分の事で辛いのでは・・・?
と彼女は杞憂してましたが、実際きっと鳴子は素直になればきっとめんまの事大好きだと思う。
だから、そんなめんまが、本当に再びみんなの輪に入れる事があればいいな、って。
そう思います。っていうかめんま可愛すぎなんだよっ!(笑)。
目標が分かり易く、かつ丁寧な感情ラインと風景描写。やはり最高です、って事を認識した2話でした。
世代的にもポケモンやボーボボ・・・いやボーボボの頃にはそれなりの年いってたか。
とにかく観てる人の世代を考慮した作品チョイスが見事でした。
ああいう童心に帰る行為って一種の願いでもありますよね・・・。
何気に食事シーンも気合入ってるんだよなあ。
そういう細かい部分に注目しても楽しいかもしれませんね。実際、楽しいです。
次回、鳴子と再び打ち解けた事もあってまた学校に行くみたい。そこでの色々も、また期待。