超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

GUNSLINGER GIRL 13巻/相田裕

2011-04-27 14:40:31 | 漫画(新作)





本日3発目の記事です。

相田裕「GUNSLINGER GIRL」13巻読み終えました。1年ぶりの新刊。





いや、ものすっごく楽しみにしていたんですが
読み終えて率直に思ったのは、「早く14巻を・・・!」という事でした。
それくらい気になる終わり方だったんだよ。ネタバレはしません、しませんけど
表紙を見ればなんとなく想像は付くのではないかと思います。ちょっと泣きそうになった。

と、言いつつ一番グッと来たのはトリエラ・ヒルシャー組の描写だったり。


彼彼女らのやってることは間違っても正義ではないけれど
だからこそ自らの生き死にには観念的な部分があって
それを想うだけで泣けてくるんですけど
何にグッと来るかと言えば、そんな中でも光る人のぬくもり、優しさなんだと思います。
あの状況でヒルシャーさんが迎えに来てくれたのは読み手としても相当に助かった。彼女の人生が
あのまま戦いで終わってしまうなんて余りにも悲しすぎるから。
最終的にどうなるかは分かりませんけど
ハッピーエンドなんて無いのはもう分かってるけど
それでもやっぱり幾らかは救いの在る終わり方を期待したいですね。本当に。

ガンスリは元々2002年に雑誌の表紙で見かけたのが知ったきっかけで
その雑誌をたまたま買った時に読んだのが最初でした。
それからアニメも放送されて、そこで本当にガッツリハマってしまって、放送後もずっと好きで
ここまで読んで来た訳なんですが
今考えるとその時期って言うのは猶予期間だったんだな、というか
一種のモラトリアムに過ぎなかったんだなと思います。
だから今、審判の時が来たと言うか、それぞれのキャラに対して決断が下されてる展開で
それがもう長年の読者としては辛抱たまらん
だって初めて読んでから9年経ってるんじゃ愛着も相当に決まってんじゃん!という感じなんですが。

でも逆に、その分しっかりと見届けたいという想いは強い。
アンジェリカの顛末では号泣してしまった私ですが
次巻以降も涙腺ぶった切られそうで少し、いやかなり怖くもありますが
正直面白さとしては一つのピークを迎えつつあると思います。
何年も何年も掛けて丁寧に描かれてきた絆・・・その行方に注目せざるを得ないですね。
怖くも14巻が早く読みたい。

ちなみに1年前の過去記事。「パスタの国の王子様」について書いてます。
http://blog.goo.ne.jp/nijigen-complex/e/4d99da776b96804e6027badd61edb3de



にしても敵側の心情も描いてるのが何というか、正不正の無さを物語っていて複雑であります。
そこら辺はクライマックスの今に至るまで一貫してるな、と思う訳です。



Os-宇宙人/エリオをかまってちゃん

2011-04-27 13:21:18 | 音楽






エリオをかまってちゃん「Os-宇宙人」を聴いた。




正直な話、元々かまってちゃんファンだった私だが、ここまで彼らがスターダムにのし上げられるとは
全く持って予想外だったというか
もっと局地的な存在に終わるのかと思ってたんですよね。それこそメジャー行きが決まったときも驚いたし
なんかここのところずっと驚かされてばかりのような・・・。
それで楽曲自体も驚きの楽曲になってて。

「あるてぃめっとレイザー!」とか「学校に行きたくない」とか
あの辺の楽曲を聴いてた頃から考えると、まさかこういう曲作れるとは思わなかったというか
それは決してサウンドやメロディって意味じゃなくて
これは完全にタイアップ先の作品「電波女と青春男」を思って作られた曲です。
いや、そんなの当たり前と言えば当たり前だけど
ライブで乱闘とかパソコンぶっ壊しとかを繰り広げてきた彼がここまで良い仕事を!?って考えると
感慨深いというか何と言うか、
幸そういうライブに当たってないのがやや説得力に欠けますが
しかし正直その当たり前がこちらにとっては意外性に映って、まずそれが嬉しかったのが一つ。

もう一つ、すごくいいなと思ったのは
これは歌詞を読み込んでみると、本当にエリオの事そのまんまというか
彼女のメッセージソングというか
ああ、こういう事考えてるんだろうな、って思うような歌詞になっていて、そこには切なさも存在していて。
この曲を聴いているとアニメ本遍をより楽しめるような気がします。
異色コラボとは銘打たれてますが
これって本当に正しいアニメソングの形だよなあ、って思う。それでいてかまってちゃんらしさも存在してるんだから
かまってちゃんのファンでアニメ本遍も観ている自分にとっちゃ好シングル以外の何者でもない。
相変わらずアレンジもキワキワで素晴らしいな。




とここまで自分の思うところをつらつら書いてきましたが、バンドもアニメも人を選ぶ作品だと思うので
実際聴いてどういう反応をされるかは未知数な部分もありますが
取り合えず両方のファンが納得する作品になってるんじゃないかな、とは強く思いますね。



Steins;Gate 第4話「空理彷徨のランデヴー」 感想

2011-04-27 02:53:51 | アニメ





いいコンビになってきたね。





あれからSERNの野望を食い止める為、そして自身の野望を達成する為にダルにハッキングをさせていたオカリン
だがしかし「Human is Dead」の記述以降全く先へ進めず解読できず
ハッキングは途中で詰み状態に。
たがしかし、それでも諦めきれないオカリンはジョン・タイターとのメール交換にて「IBN5100」があれば
それ以上先に進める、どんな言語でも解読できる事が判明。
後は色々な人物と出会い調査を進めていく。
 その内に例の男の娘の神社にそれがあることが判明、そしてお借りする事に成功。
その過程を描いていく話だったと共に、ちゃっかりヒロインズの掘り下げ、というか複線も撒きまして
中々に見応えの在る話になって来ました。
次週は再びSERNとのあれこれが待っていそうで楽しみ、ですね。
何が起きるか分からんから正直ドキドキするよね。


個人的に牧瀬さんがどんどん好きになっていく今日この頃、何気にオタクワードも使うようになって
確実にラボメンの影響下にはあるとは思います。
タイムマシンの存在を否定しつつ、それでも手伝ってしまうあたりがその証拠。
最初はオカリンがボロクソにこき下ろされる立場だったのに今週それが逆転してて笑いました。
ただ、一方で父親と同じ失敗はしたくない的な発言もあり。
どうやら、というかやっぱり過去に色々あったようで。
それはまゆしぃもまた同じくしてて
研究所の下のバイトの子も自らを「戦士」と執拗に名乗る謎もあって。
割とお話自体は思ったよりシンプルに進んでいる印象なんですが
その分登場人物の設定などあれこれ気になる点は多数。
しっかりと観ていきたいですね。期待です。

そして、今週もオカリンはオカリンだったというか
この軸のブレなさ・・・
そもそもの軸自体ブレてるのか?傍若無人な態度に、多少卑怯な性格が素敵でござんした。
特にお気に入りは「スターダスト・シェイクハンド」あたりですかね。
あんた中学生かよ(笑)。とは言いたくなりました。
視聴者の招待役が面白いんだから当然見応えも付いてくるよな。ところでラブコメ展開とかあるんだろうか。
2クールあるのでじっくり楽しんでいかせて貰おうと思う。




しかしあれですね、なんだかんだでみんな楽しそうだなあ、とは思いますよね。
ちょっと部活ものみたいな雰囲気もあるなあ。それはきっと序盤だけ?なんだろうけれど。