本日3発目の記事です。
相田裕「GUNSLINGER GIRL」13巻読み終えました。1年ぶりの新刊。
いや、ものすっごく楽しみにしていたんですが
読み終えて率直に思ったのは、「早く14巻を・・・!」という事でした。
それくらい気になる終わり方だったんだよ。ネタバレはしません、しませんけど
表紙を見ればなんとなく想像は付くのではないかと思います。ちょっと泣きそうになった。
と、言いつつ一番グッと来たのはトリエラ・ヒルシャー組の描写だったり。
彼彼女らのやってることは間違っても正義ではないけれど
だからこそ自らの生き死にには観念的な部分があって
それを想うだけで泣けてくるんですけど
何にグッと来るかと言えば、そんな中でも光る人のぬくもり、優しさなんだと思います。
あの状況でヒルシャーさんが迎えに来てくれたのは読み手としても相当に助かった。彼女の人生が
あのまま戦いで終わってしまうなんて余りにも悲しすぎるから。
最終的にどうなるかは分かりませんけど
ハッピーエンドなんて無いのはもう分かってるけど
それでもやっぱり幾らかは救いの在る終わり方を期待したいですね。本当に。
ガンスリは元々2002年に雑誌の表紙で見かけたのが知ったきっかけで
その雑誌をたまたま買った時に読んだのが最初でした。
それからアニメも放送されて、そこで本当にガッツリハマってしまって、放送後もずっと好きで
ここまで読んで来た訳なんですが
今考えるとその時期って言うのは猶予期間だったんだな、というか
一種のモラトリアムに過ぎなかったんだなと思います。
だから今、審判の時が来たと言うか、それぞれのキャラに対して決断が下されてる展開で
それがもう長年の読者としては辛抱たまらん
だって初めて読んでから9年経ってるんじゃ愛着も相当に決まってんじゃん!という感じなんですが。
でも逆に、その分しっかりと見届けたいという想いは強い。
アンジェリカの顛末では号泣してしまった私ですが
次巻以降も涙腺ぶった切られそうで少し、いやかなり怖くもありますが
正直面白さとしては一つのピークを迎えつつあると思います。
何年も何年も掛けて丁寧に描かれてきた絆・・・その行方に注目せざるを得ないですね。
怖くも14巻が早く読みたい。
ちなみに1年前の過去記事。「パスタの国の王子様」について書いてます。
http://blog.goo.ne.jp/nijigen-complex/e/4d99da776b96804e6027badd61edb3de
にしても敵側の心情も描いてるのが何というか、正不正の無さを物語っていて複雑であります。
そこら辺はクライマックスの今に至るまで一貫してるな、と思う訳です。