超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

YELLOW FUNK/DOPING PANDA

2011-04-19 12:10:53 | 音楽





DOPING PANDAの「YELLOW FUNK」を聴いています。





これ、正直傑作だと思ってるんですけど
どれくらいの人に聴かれてるんですかね?なんか注目度低いような。
でもこれめっちゃいいアルバムなんですよ。
とにかく音が新しい!
えらいフレッシュな音作り。この季節にも合うんじゃないかな?方法論的にはバンアパと同じ匂いを感じるけど
出来上がってきた音は全然別物。日本語中心だから和の要素もあるし
何よりギターにしろドラムにしろ楽器の一音一音が非常にキレイに鳴っているというか
突き抜けてスコーンって鳴ってる感じが凄くして。
何よりも音作りがえらいクール。
平熱でロックしてる、みたいな。それでいてファンクもソウルの要素も感じるし
でもこういう音楽を他で聴いたか?って問われれば、あまり聴いた事ないですと言わざるをえない。
それは只単に知識がないのかもしれないけどね。
でもこれは聞き逃すには非常に惜しい音です。


というか今までとは全然別物ですよね。根本的な部分は変わってないと思うんだけど
熱の入れ方とかが変わったというか、快楽性の追求を止めて
それよりもクリアな音、クリアな歌にしようと務めてるというか
要はめちゃめちゃスッキリしてる訳です。
で、それがドーパン的には新しい。
よりフレッシュにダイレクトに響くようになったサウンドとボーカル。
洗練された、って言葉が相応しいかなと思うんだけどただストイックになった訳じゃなく
パッと聴きで掴める位のメロディーの斬新さは健在で。
逆に言うと前作はそこがブレてたのかもしれない。
あのアルバムは当時ブログでも触れなかったし
その分良さを分かるのに時間が掛かった作品でもあった。でも今回はその逆。
あからさまに新しいし、聴いた事ないし、それでいてキャッチーさも復活してるし。これぞ「脱皮」ってやつですよ。

色々といわれてきたし
色々と本人もいってたけれど
この「YELLOW FUNK」ならば、それも納得というか黙らせる事の出来るアルバムになっているかと。
あとはこれがどう伝わるかですよね。
結構今までのドーパンファンのが面白がって聴く気がするけど
でもこれで入るのも全然アリといえばアリなのかな。
他の作品とは全然違うけど。
単純にクオリティ云々で語るならこれまででも随一なのでは。端的な傑作。





それとは別に「beat addiction」に再ハマり中~。あの曲って今回のアルバムの雰囲気に近い気がする。