アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

あそびまNAVI(旧ガキ大将養成講座)で藍染め講座を開きました。

2024-07-20 23:08:46 | 草木染め

  一昨年から、ガキ大将養成講座の拠点さくら村で、スタッフの育てたタデアイを使った染め講座を、毎年この季節に開いています。

   こちらがさくら村。子供たちの発案と力で作られた遊具がいっぱい。

   到着と同時に遊び始める子供たち。彼は保育園の年中組。「行けるかな」「やれた」「どうかな」などなど、ひとりごちながらほぼ3分の2の高さまで登りました。

   さくら村近くの畑で、親子で刈り取った藍。今年は例年より生育が遅く、雨も多かったので、葉の状態がいつもより小さめ。でも、みんなで染めるに十分な量収穫できました。

   まず葉っぱをちぎり、必要量を集めます。

   ミキサーでやればすぐに終わる作業をみんなでもみもみ。よちよち歩きの赤ちゃんもお手伝いしてくれました。

   十分繊維が壊れてもみ終わったら漉して水を入れ、ソーダ灰とハイドロサルファイトで調整。しばらく置いておきます。インド藍の染めと違って、畑で採れた藍草で染める場合は、普通の草木染め同様、出る色合いは、植物の状態に大きく左右します。今年は、葉の色が心なしか薄いような気がするので、薬剤の量がいつもと同じで間に合うかどうか心配。それで、ちょっとだけ布を液に浸してみると、案の定、緑色にはなっても、青に変わりません。心配しつつも昼食を食べ終え、とにもかくにも一時間後、布を入れて見たら・・・

   試し染めしたときよりかなり緑色が濃くなりました。そして10分後。空気に当てると水色に変わりました。しっかり水色が出た後、再度藍液に。そのあとは絞った直後、みるみるうちに青色に変色。

   出来上がりました。いつもより薄めの青ですが、美しい。

   木々の緑に映える青、今年も何とか生まれました。

 

   

 


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