アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

どんぐり工房、4月の草木染め

2013-05-15 14:26:35 | 草木染め
   なんとかやっと稲武にも春が来たとおもったら、もう新緑。そして昨日は外で28度くらいにあがり、一気に初夏になりました。

   さて、桜が散り始めた先月の第四日曜日、どんぐり工房で定例の草木染め講習会が開かれました。この日は、育ち始めたスギナ、昨年の秋に煮出してそのままバケツに入れておいたピラカンサの染め液、一昨年、知人にもらったアベマキのカクト、それにタマネギの皮を材料にしました。

   緑色染めをしたいと思って庭のあちこちを探しましたが、たくさん採れるのはスギナだけでした。ヨモギもカラスノエンドウもまだ小さかった。

   どんぐり類は、どんぐりのボウシと呼ばれたりするカクトの部分から、一番よく色が出ます。とくにアベマキは大きいので染め材料には最適。私は煮出したあとのカクトを乾燥させて、リースなどにするためとっておきます。

   このタマネギの皮は知人の年配の女性からいただきました。給食センターで仕事をしていた彼女が、10年以上前にためておいたもの。色が赤っぽいせいか、煮出した色も赤っぽい黄色で、鮮やかでした。

   この日の参加者は7名と子供さんひとり。うち、5名の方は、たびたび講習会に来て下さっています。

   染め、媒染、染めの皇帝が終わったら、模様付けした紐や輪ゴムを外して洗います。このときが、一番楽しい、とみなさんおっしゃいます。自分の作った模様だけでなく、他の方の作品にも興味津々。大勢でおこなうと、それだけ楽しみも増します。

   おだやかな春の一日でした。うっとりするような明るい日差しと青い空。絶好の染め日和でした。

   ベッドカバーを染めたUさんの布を皆で乾かします。ヨモギで染めたので、実際はもう少し黄緑色です。

   いつもはたいてい2種類の草木を煮出すのですが、きょうは4種類やりました。ぜいたくな講習会でした。手前、ベッドカバーの向うに干してあるオレンジ色の布は、タマネギで染めたものです。いろいろあって、おもしろかった!

   どんぐり工房では、竹細工の展示会を開いていました。工房のインストラクターのおじさんたちの作品が一堂に。まだしばらく公開中だと思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アンティマキのパンとスコー... | トップ | 有機生蕎麦、おいしい! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

草木染め」カテゴリの最新記事