アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

津具高原牧場でカッコウの声を聞く

2007-06-21 10:10:11 | 小さな旅
  
 隣村の設楽町津具地区の牧場で、カッコウの鳴き声が聞けるという情報が入ったので、情報をくれた知人と一緒に昨日、行ってみました。
 茶臼山高原道路を通って、牧場へ。標高1100m。標高500mの稲武でも暑いほどの気温でしたが、七部袖でも寒いほど。でも、牧場の奥さんは「今日は20度越えているから、暑い。だからカッコウも鳴きにこないかも」と。高原道路の道端にはキンシダレが満開でした。稲武あたりでは、5月に咲く花です。
 かっこうは、託卵で有名な鳥。うぐいすやもずの巣に卵を産みつけて、ほかの鳥に自分の卵を育てさせます。ほかの鳥の卵をおとして、産み付けるのですが、産んだ卵は、うぐいすの巣であれば、うぐいすの卵と同じ色、もずの巣であれば、もずの卵と同じ色の卵になるのだそう。「産むだけ産んで、子育てしない勝手な鳥」と言われているようですが、子捨てみたいなことをして、子育ての楽しさを味わえないかわいそうな母鳥ともいえます。
 どっちにしても、そういう習性なのだから、本人はなんとも思わずやっていることなのでよう。
 カッコウは5月末から6月頭にかけて、うるさいほど鳴いていたとか。でも、この日は、なかなか聞こえません。それでも、お昼ごろ、やっととおくで、「カッコウ」とはっきり鳴くのが聞こえました。その後続けて、何度も、「カッコウ、カッコウ、カッコウ」と鳴きました。牧場は4万ヘクタールもあり、一面牧草地。すばらしい眺めです。和牛が4頭、草をはんでいます。そして、その近くで、カッコウがなく。文字通り牧歌的な情景です。初夏の風が心地よく頬をなぜました。

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