アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

昨日は、今年はじめての草木染め講習会でした。

2016-04-18 14:17:01 | 草木染め
   あさから大雨に見舞われた昨日の日曜日。今年初めての草木染め講習会が、どんぐり工房で行われました。

   今回使った染め材料は、ブルーベリーの小枝とカリヤスの乾燥葉。

   カリヤスもブルーベリーの小枝も、私の講習会ではよく使う材料なのですが、特筆すべきなのは、ブルーベリーのつぼみがだいぶふくらんだ枝を使ったこと。いつもは、晩秋から2月、遅くとも3月中ごろに剪定した枝を使います。

   アルカリ水で煮出しましたが、心配した通り、煮だし液が、なかなか色づかず、漉してから空気に触れさせても、なかなかいつもの赤ワイン色にかわりません。

   でも、時間をかけたら、この通り、ピンクとも紫ともつかない、微妙な色が生まれました。こころなしか、冬のブルーべリーよりも、紫が勝っているように思えます。

    カリヤスからは、いつものきれいな黄色が。そろそろ在庫が減ってきたので、今年こそ、どこかに採取に行かないと不足しそうです。

    こちらはカリヤス。左端は綿スカーフ、ひとつおいてTシャツ、右端はリネンの生地です。いずれもそれぞれ、安城と豊橋からいらした方たちが染めました。

    いつものブルーベリー小枝より、明るい色になりました。写真には写っていませんが、綿のジャージー布がことのほか、いい色に染まりました。

    こちらは参加者が持ち込んだリネンのパンツ。生なりの生地をカリヤスで染め、木酢酸鉄の溶液で媒染しました。

    この日、どんぐり工房の和室では、インストラクターの伊藤和久さんの指導で、おひとりのための藁草履 講習がおこなわれていました。布草履作りは見たことがありますが、藁草履は初めて。

    伊藤さんたちは、自分で編んだ藁草履をはいて、小学校に通った世代。手早い。

    片道2時間もかけてお越しくださった3人の方たちは、みな稲武は初めてだそう。荒れたお天気でしたが、思いのほか生まれた自然の色の美しさに驚嘆してくださり、ご満足いただけたようです。

    次回は5月22日。スギナかヨモギ、セイタカアワダチソウなど、春の若草を染めようとおもっています。雨天でも、屋内で実施しますので、ぜひ、楽しみにお越しください。

    

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