アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

たくましいトマトとがんばっているブルーベリー

2010-09-08 14:12:38 | 林と畑と庭づくり
  日中の強烈な暑さのもとでは、いくら標高の高い稲武でも外での仕事はつらい。それで、ほんのたまにしか畑の手入れができなくなり、またまた草だらけの場所に様変わりしました。草の生長も、いつもの年より早いようです。

  野菜だか草だか見分けがつかない中を刈り進んでいくと、トマトの実を数個、見つけました。赤く色づいているのもあります。草の上にふわっと誰かが置いた鳥の卵のよう。

  トマトは、芽かきという作業をして繁茂しすぎないようにしてやる必要があるそうです。でも私が最初その仕事を怠ったため、ほとんどのトマトは葉が茂りすぎて風通しが悪くなり、せっかくできた実も腐って落ちてしまいました。

  支柱だけは立ててやったのですが、かえってその支柱に縛り付けられた形になり、よけい葉が重なってしまったようです。

  芽かきをしてからいただいた苗もあったのですが、目立つ場所に植えたせいか、端から鳥に食べられました。せっかくあちこちから苗をいただき、肥料をやらなくても順調に育っていたのに、ほとんど人間の口に入ることなく、夏が終わりそうでした。

  でも、トマトはちゃんとひそかにたくましく育っていたのです。支柱が倒れたり、支柱にくくりつけるのを忘れていたもののほうがかえって自由にのびのび育ったようで、草の上に倒れたままの状態で、茎から根が伸び、そここに青い実をつけていました。赤く色づいた実も、草の中にあるので鳥の目を逃れ、無事にちゃんとした形を保っています。

  トマトは雨を嫌うので、今年の気候は快適だったかもしれませんが、水が大好きなブルーベリーには苦難の夏だったようです。

  5月に定植したブルーベリーの苗は、日照りつづきで枯れたようになったり、虫の繁殖で大半の葉が食われたりと、かなりの過酷な状態を強いられています。

  手のかかるブルーベリーはうちでは育てられないかもしれない、と半ばあきらめていました。ところが、ブルーベリーの周りの草を刈ってやると、案外生き生きしていているではありませんか! 初夏にはちっとも芽生えていなかった真緑の新しい葉が、少しだけれど下のほうから育っています。

  草の保水力が功を奏したようです。怪我の功名です。もし、草を丁寧に刈っても水をやらないで置いたら、完全に枯れてしまったかもしれません。

  そうとわかれば、草は彼らには必需品。周りの枯れ草を根元にいっぱい集めて包み込んでやりました。
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2回目の、易しく優しいパンとスコーンとスープの講習会、終わりました

2010-09-08 10:43:14 | イベント記録
2回目の易しく優しいパンとスコーンとスープの講習会が9月5日に開かれました。どんぐり工房の、山里体験推進協議会主催です。

  こねないで混ぜるだけで作るパンと、卵もバターも牛乳も使わないスコーン、それにベーコンやお肉、スープの素も入れないで作る野菜だけのスープの講習会です。

  今回は9名の方と何人もの小さなお子さんが集まってくださいました。今回の講習会は、手違いで広く告知ができなかったのだそうですが、思いのほか多くの方々に来ていただけました。中には、どんぐり横丁でアンティマキのジャムサンドスコーンを初めて買い、おいしかったので参加を決めたと言われた方もおられました。うれしい!
 
  パンは玄米ご飯とクルミ入り、たかきびの粒とキャラウェイシード入りの2種。スコーンにはさんだのは、ルバーブジャムまるごと夏みかんジャム、塩だけで煮たリンゴのジャムの3種類です。すべて自家製。  

   スープは、ありあわせの夏野菜を角切りにして端からゆっくりいため続けてじっくり煮込んだものです。優しい味が好評でした。子供さんたちにも大うけ。稲武にしてはかなり暑い日でしたが、楽しくおいしいひと時を過ごしてもらえたようです。

  
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今年2回目の山里学校・草木染め講習会開きます

2010-09-08 10:18:15 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
  昨年から始まった、とよた都市農山村交流ネットワーク主催の山里学校。炭焼きや野草摘みと料理、笹かごや竹細工作りなど、山里ならではの手仕事のあれこれを学ぶ試みです。草木染めは6月に行いましたが、好評だったので、10月にもまた開催されることになりました。

  詳細は以下の通りです。
*日時:10月16日(土) 9時から16時
*場所:どんぐり工房(豊田市稲武地区・どんぐり温泉前)
*参加費:講習料は無料。布代のみ実費
    (エコバッグ、バンダナ、スカーフなど200円~2000円程度)
*講師:アンティマキ(村田牧子)
*定員:10名
*問い合わせ・申し込み先
  とよた都市農山村交流ネットワーク事務局
   電話 0565-68-1113
   nosanson@hm10.aitai.ne.jp

  山里学校の草木染め講習は、ふだんのどんぐり工房での講習会と違って、草木の採取から行います。自分たちで野山に出て刈り取った草木で染めた布には格別の愛着がわきます。ぜひ、体験してみてください。6月の山里学校の様子は、コチラからごらんください。
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玄米酵素ご飯

2010-09-08 09:54:28 | マクロビオティック
  玄米酵素ご飯を作るために、一升炊きの炊飯器を買いました。
 
  玄米酵素ご飯を初めて食べたのは2年前。「チエ流マクロビオティック料理教室」講師の初田知恵子さんが、大阪から専用の大きな釜で炊いたご飯を窯ごと持ってきてくれたときです。

   初めて食べた酵素玄米は臭みがなく、もっちりしていてとてもおいしいものでした。炊いて保温したまま10日も食べ続けられると聞き、びっくり。日にちが経てば経つほどよりおいしくなる、とも。私もそのお釜を買ってすぐにでも始めたかったのですが、値段を聞いてあきらめました。かなりの高額だったのです。


   ところが最近、普通の炊飯器でも同じような酵素玄米ご飯が炊けると聞き、ぜひやってみたくなりました。でもうちには炊飯器がないので、このご飯のために買うことにしたわけです。家族が少ないので5合炊きにしようか1升炊きにしようかかなり迷いましたが、10日も食べ続けられるのなら、大きいほうが便利なので思い切って一升炊きを買いました。

  玄米酵素ご飯の作り方は、いたって簡単。まず6合の玄米を洗い、ボールに入れます。カップ3分の1の小豆と塩小さじ1杯も加えてひたひたに水を入れ、泡だて器で混ぜます。
  
  この混ぜ方にコツがあるのです。右回りで8分間。1周で2秒になるような速度でかき混ぜ続けます。次第に水が白くにごってきます。これが酵素を発生させる元になるのかな?などと思いながら混ぜ続けます。

  混ぜ終わったら炊飯器に設置し、玄米の目盛りより心持ち多めの水を入れ、炊飯ボタンをおします。あとは1日1回上下をひっくり返しかき混ぜるだけ。3日目からが食べごろで、10日で食べきるようにしたほうがよいそうです。

  炊き上がった状態。ご飯はほんのり色がついている程度です。

  3日目です。かなり色が濃くなってきました。はじめは全体がパラパラしていたのに、もっちりしてきました。さらに数日経つと、もっと色が濃くなり、さらに赤飯っぽくなってきました。

  酵素の働きで玄米の臭みが抜け、体への吸収もよくなり腐敗も遅くなるのだそうですが、なにより食べやすいのがいいい。初めての人にもおいしく食べてもらえそう。

  この玄米酵素ご飯については、本が出ています。(コチラ→)


コメント (3)
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