アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

雑木林の中のパン屋さん~キュルティヴァトゥール

2010-03-28 12:47:44 | たべもの
  以前からときどき買いにいくおいしいパン屋さんが、恵那市の阿木湖そばにあります。名前はキュルティヴァトゥール。フランス語で「耕す人」と言う意味だそうです。

 道からちょっとはずれた高台にあるこのお店は、4年かけて店主夫婦が手作りした山小屋風の建物。雑木林に囲まれています。
(建物の撮影は二週間後の晴れた春爛漫の日)
 広い店内はカフェも兼ねていて、大きな木のテーブルやいすが落ち着いた雰囲気をかもし出しています。白い木の窓枠から眺める林の景色が、私はとても好き。お天気の日はもちろん、雨が降っていても、気持の和む風景です。

 私がいつも買うのはハード系のパン。二週間ぶりに訪れた日は祝日の翌日だったので、ライ麦や全粒粉が半分入った、パン・ド・セーグルは売り切れ。代わりに北海道産のライ麦と国内産の全粒粉が10%ずつ入ったパン・ド・カンパーニュと、同じ生地で作ったカシューナッツと黒胡椒入りのパンを買いました。

 この日に買った食品。手前左からゴーバルのソーセージ、真ん中はバタークリーム入りの菓子パン、コーヒーシュガーを振りかけたラスク、ナッツと胡椒入りパン。後ろはパン・ド・カンパーニュとマスコバド糖を使ったかりんとう(かりんとうは旭製菓。ただしHPにはこの商品は載っていません)、食パンです。

 ナッツと胡椒のパンを切ったところ。胡椒の辛味が利いていて、おいしかった! ギリシアのオリーブオイルと「海人の藻塩」で食べたら、とても幸せな気分でした!

 かりんとうはくどさがなくて、いい味です。普通のかりんとうとはだいぶちがいます。ついたくさん食べてしまいそうになり、自制しました。

 食パンというものを普段はあまり食べないのですが、ここの食パンは甘くなく、そっけなくもなく、小麦の味が生きている感じがします。塩で苦味を抜いたレモンジャムとけっこう合いました。そういえば、前に訪れたときに買った紅茶入り自家製レモンジャムは苦味がまったくなく、さらっとしていて、あっというまに食べてしまいました。

 こちらは日曜日にはマルシェ(市場)を開いているそう。地元の農家のかたがたの新鮮で安全な野菜が出品されるようなので、今度出かけてみようと思います。

 *キュルティヴァトゥール 岐阜県恵那市阿木2664-270 ℡0573-63-3707
 
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