骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

陸前高田ボランティアセンターを骨で聴く

2011-05-17 11:35:47 | 骨で聴く復興支援

 東日本大震災で壊滅的被害を受けた岩手県陸前高田市のボランティアセンターに骨伝導きくちゃんが届けられました。最初にスタッフの方に骨伝導を体験して頂き、その驚異の技術が確認されました。



 陸前高田市福祉協議会から市役所を経由して、被災している方々の中で、「聞こえ」の問題に悩まされている方、またその周囲の方、医療関係者などに骨伝導きくちゃん10セットが無償で渡されることになります。

          ⇒ 骨伝導きくちゃん



 未だ仮設住宅の数が圧倒的に少なく、体育館の避難所での生活を余儀なくされている高齢者とその家族には、難聴で大声で話をしなければならない苦痛が緩和されることでしょう。補聴器と異なり、耳に装着する必要がなく、聴診器のように額などにあてるだけで「聞こえ」が蘇るのは、画期的といえます。
 また、医療関係者に使って頂くことで、被災した高齢者との会話がスムースに実現することになります。

 これは骨伝導の国際特許を保有するメーカーの株式会社テムコジャパンが骨伝導きくちゃんを提供し、国内販売と企画を担当する骨で聴くドットコム(株式会社ピーエムコーポレーション)が参加する東日本大震災支援の財団法人設立準備室により実現できたものです。

          ⇒ 骨伝導メーカー ㈱テムコジャパン
          ⇒ 骨で聴くドットコム ㈱ピーエムコーポレーション

 陸前高田の市街地は壊滅状態となっています。避難生活の長期化が懸念されます。ストレスの多い避難生活に「聞こえ」のプレゼントをすることで、補聴器を今まで使用してこなかった人にも役立てられれば幸いです。



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