骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

レッサーパンダを骨で聴く

2008-05-20 12:41:42 | 骨で聴く動物


 一般に「パンダ」といった場合、白と黒のジャイアントパンダを指すようになっています。最近では上野動物園の陵陵(リンリン)が2008年4月30日に死亡したというニュースが話題になりました。これにより日本が所有権を持つパンダはいなくなり、ニュース番組では特集扱いの報道もされたほどです。
 ただ所有権がない、つまり借りているという状態のパンダは神戸の王子動物園や和歌山のアドベンチャーワールドにいるので、国内で実物を見るにはそこまで行く必要があります。

 レッサーパンダはジャイアントに対比して「小さい方の」という意味の英語「レッサー 」(lesser) を付けることにより、この呼び名が定着しました。中国でもジャイアントパンダのことを「大熊猫」と記すのに対し、レッサーパンダは「小熊猫」と記しますから、身体の色よりも大きさが区別の基準となっているから面白いものです。

  日本では約230頭が動物園などで飼育されています。動物園も約50園といわれていますからジャイアントパンダより実物を見る機会は多いといえます。

 しかし生息数は急激に減少しているようで、中国、インド、ネパール、ブータン、ミャンマーなどの地域で野生の生息数は5000頭以下と推定さています。当然ながらワシントン条約に関係する動物になっています。

 ジャイアントパンダと比較して動きが軽やかなせいか、とても愛らしい動作をします。子供たちに人気があるのも頷けます。

 ところでパンダとは、現地のコトバで「竹を食べる物」という意味だそうですが、レッサーパンダもジャイアントパンダも竹を食べます。まっすぐに伸びる竹とパンダとの対比が絵になるのは、パンダそのものの意味も関係しているのかもしれません。
 そして竹の緑はエコロジーを象徴し、中国のCO2削減を願うことに繋がります。

 日本でもパンダを見ながらCO2の削減をしようではありませんか!
 これがそのままコスト削減につながり、その部分が利益になるのならもういうことありません。レッサーパンダくん、ありがとう!


 骨で聴くことも忘れてはいけません。
 骨伝導の特許技術により、パンダの存在感をより感じましょう。

 ⇒ 骨で聴くとどうなる?

              



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