骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

布田駅を骨で聴く

2016-04-16 14:31:30 | 骨で聴く鉄道駅
京王線の布田駅に、米軍採用・特許技術の骨伝導ヘッドセットとともに降り立ちました。

2012年8月に地下駅となったことで、駅舎はまだ新しいものの、何ともさっぱりとしすぎている感じがします。
かなり印象が異なります。

地上駅だった時代は、布田駅のホームはカーブ上にあったため、線路に高低差があり、無理やり駅にした感じでしたが、現在は直線上になっている気がします。

調布市を東西に貫く京王線の駅で、布田駅の東700m先に国領駅、西600m先に調布駅があり、駅間は短い区間といえます。



駅前に新しいロータリーがあったり、地下になったことで踏切がなくなったりしましたが、駅前の雰囲気は音ついた状態のままです。地味な印象を持つ駅前ではありますが、現在地には1927年(昭和2年)から駅があるので歴史はあります。
駅の北側には旧甲州街道、その先に現在の甲州街道(国道20号線)が東西に走っています。

街道沿いの街で、古くから「布」の生産が盛んな土地であったことから、「布の田んぼ」という意味で「布田」となったようですが、駅の所在地は東京都調布市国領町5丁目になります。
ちなみに国領駅は、調布市国領町3丁目です。

そんな布田駅で周囲の音声を骨で聴きます。
都内の私鉄沿線の駅は狭く入り組んだ街の中が多くあり、必然的に喧騒が生じますが、布田駅にはありません。周囲のかすかな音声を耳だけでなく骨で聴くことになります。
直接聴覚神経へと伝わる布田駅の周囲の音声は、やはり昼間の閑散とした時間帯は静かです。
米軍採用・特許技術の骨伝導ヘッドセットへ