骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

牛島神社を骨で聴く

2013-12-24 11:09:43 | 骨で聴く巡礼旅
東京スカイツリーの守護神でもある牛島神社。
最先端の骨伝導機器とともに参拝に出かけました。

境内から東京スカイツリーが望めますが、本殿の向きとの関係から、墨田公園側からスカイツリーと神社を見渡したほうがベストといえます。
この牛島神社が東京スカイツリーの地鎮祭を執り行い、竣工祭も執り行ったようで、スカイツリーとあわせて出かけるのもいいかもしれません。

歴史のある神社で、貞観年間(859年~879年)のころに慈覚大師が一草庵で須佐之男命の権現である老翁に会い、「師わがために一宇の社を建立せよ、若し国土に騒乱あらば、首に牛頭を戴き、悪魔降伏の形相を現わし、天下安全の守護たらん」との託宣により建立したと伝えられています。

また、由緒によれば、治承4年(1180年)に源頼朝が房州に逃れ、再挙して隅田川を渡る際、千葉介常胤が牛島神社に祈願してことなきを得たといわれています。
これ以降、千葉氏の崇敬が厚くなり、宝物として月輪の紋をつけた千葉家の旗が伝わりました。

江戸時代は鬼門守護の社として徳川将軍家の崇敬があつく、徳川家光は本所石原に社地を賜わりお旅所としたといわれます。

ここで注目すべきは。本殿前にある三輪鳥居(三つ鳥居)です。



1つの明神鳥居の両脇に、小規模な2つの鳥居を組み合わせたもので、秩父の三峯神社で今年見たものと同じです。
近くには、最近訪れた三囲神社があり、ここには謎の三柱鳥居がありますから、何とも興味深いものです。

     → 三囲神社を骨で聴く

境内で他に目立つものといえば「撫牛」です。
撫牛には屋根が掛かり、四隅に浪の飾り瓦が上がっています。




撫牛の風習は、江戸時代から続いています。
自分の体の悪い部分をなで、牛の同じところをなでると病気がなおるという素朴な信仰です。ただ牛島神社の撫牛の場合は特別で、体だけではなく心も治るというご利益があると信じられているのです。
他の言い伝えとしては、子どもが生まれたときによだれかけを奉納し、これを子どもにかけると健康に成長するというのもあります。

スカイツリーとあわせて、牛島神社を参拝しながら周囲の音声を骨で聴いてみます。
都会の音です。
でも何ともいえない素朴な信仰に支えられた空間と、日本を代表するスカイツリーのコントラストが実に興味深く感じます。

米軍で使われている特許技術の骨伝導製品も、年末年始にかけて7周年キャンペーンを実施しています。全額返金保証というものです。
この機会に骨伝導機器を試し、東京の、こんな風景を堪能してみるのはどうでしょうか?
割と「良い」雰囲気です。