骨で聴く異世界

耳を使わずに「聴く」世界を旅します。耳をふさいでいても聴こえる世界です。

銭形平次の碑を骨で聴く

2013-09-24 10:32:14 | 骨で聴く癒しの世界
野村胡堂の小説『銭形平次捕物控』は、小説だけでなく、映画やテレビの時代劇でも有名です。ここに登場する銭形平次は、神田明神下に住む岡っ引です。子分が八五郎、通称・ガラッ八で、「投げ銭」を駆使して活躍しています。

捕物帳としては、岡本綺堂『半七捕物帳』と並んで最も有名といえます。

当然ながら平次は小説の中の架空の人物ですが、神田明神の境内に銭形平次の碑が建立されています。まるで実在の人物の扱いで、なかなか興味深いものです。

神田明神は何度か訪れたことがありますが、境内の右手にある銭形平次の碑はよく知らなかったので、改めて境内に足を踏み入れることにしました。もちろん米軍採用で特許技術の骨伝導ヘッドセットと一緒です。

     ⇒ 神田明神を骨で聴く

平次は神田明神下台所町の長屋に恋女房お静と2人で住んでいたという設定です。そのため神田明神界隈が小説の舞台になっていましたから、ここに碑があるのはむしろ自然なことといえます。
昭和45年に日本作家クラブが発起人となり碑を建立しました。
ちなみに隣には子分・がらっ八の小さな碑もあります。

神田明神は高台になっていて、この碑が向いている先は明神下を見守る場所になります。

お祭りや結婚式がなければ喧騒はここまで届くことはなく、静かに見物できる場所といえます。最先端の骨伝導機器もここでは騒音対策ではなく、小説や映画、テレビの世界を思い浮かべ、癒し効果に一役かっている感じです。

     ⇒ 世界最先端の骨伝導機器

架空の世界とはいえ、江戸のヒーローがここで活躍していたのかと想像するのも悪くありません。