トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

マユミの花

2021-05-10 | 樹木 草花


枝が良くしない、弓をつくったのでマユミの名が付いた
秋になっての果実や紅葉も綺麗だが、この時期の花も可愛くて捨てがたい

ニシキギ科の丘陵から山地に生える落葉小高木 5m程になる
枝は鈍い4稜があり緑色で、冬には日の当たる側が紅紫色を帯びる
葉は対生で葉身は5~15cmの長楕円形 縁には細かい鋸歯がある

花は5~6月に咲く
本年枝の葉より下の芽鱗痕の脇から集散花序を出し、緑白色の小さな花を数個つける
花は1cmほどで、花弁4個 雄しべ4個がある
雄しべは緑色の花盤の上につく
雌しべの花柱は長短2タイプあり、写真は長いタイプのもので雄しべが短く花柱が長い このタイプの花は結実する
花柱が短いタイプでは雄しべが長い 普通結実しない

果実は蒴果
1cmほどの倒三角形で4個の稜があり、秋に淡紅色に熟す
熟すと4裂して橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔を出す

仮種皮は油分を含み、鳥が良く食べる・・アルカロイドも含まれるので人食べると有毒という
若芽は山菜として利用できる・・苦みがあるので茹でてさらしてから、あえ物やてんぷらが美味しい

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オオアマナ | トップ | カキドオシ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

樹木 草花」カテゴリの最新記事