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アカネの花

2022-10-09 | 樹木 草花


アカネの楚々とした花が咲いていた
根が赤っぽいことからアカネという

アカネ科の山野に生えるツル性の多年草
茎はよく分枝して下向きの刺が生える4稜がある
この棘で他の草などに引っかかって良く茂る
葉は5cm程の三角状卵形又は狭卵形で、先端は次第に細くなって尖り、基部は心形
4個輪生しているうちの2個は托葉が発達したもの

花は8~10月に咲き、3mmほどの黄緑色で葉腋から出た集散花序に付く
花冠は深く分裂し裂片の先は尖る
雄しべは5個、雌しべの花柱は2個ある
果実は6mmほどの液果で黒く熟す、普通2個がくっついているが1個のものもある

根は太いひげ状で黄赤色だが、乾くと赤紫色になる
乾いた根を臼でつき、熱湯を加えて煮だした液で染めたものが「茜染め」
始めは鮮やかな色だが数年置くと深みのある赤色になる
又、根は利尿や止血など薬用にも使われる

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