新宿御苑の新宿門を入ってすぐ右側に大きなヒマラヤスギがある
この木を20年ほども見ているが、今年初めて球果が生っているのを見つけた
名前にスギと付いているが、マツ科の常緑高木 高さ25mほどになる、
ヒマラヤ西部~アフガニスタン原産で、日本には明治の初めに導入された
枝は長枝と短枝があり、葉は長枝にはらせん状に付き、短枝には多数が束生する
花期は10~11月、雌雄同株で雄花も雌花も短枝に付く
雄花は花弁もない長さ3cm程の円筒形で、多数の雄しべがらせん状に付いている
下の地面が黄色くなるほど花粉を飛ばす
球果は10cm程の卵形で先はやや尖る
秋から冬に受粉して、翌年の秋から冬に熟す
種鱗と呼ぶ幅が5cmもある扇形の台座に種子が2個付いているものが、熟すとパラパラと軸から離れて舞い落ちる
種子には膜質の薄い大きな翼が付いている