春を告げる花の代表 庭のフクジュソウが咲いた
元日草や朔日草(ついたちそう)の別名もあるが、正月に咲くものはハウス栽培のもの 園芸種が多い
キンポウゲ科の山地のやや明るい林内などに生える多年草
根茎は黒褐色で太く、多数のひげ根を束生する。
茎は太く直立する 葉は長柄があり、3~4回羽状に細裂する
花は3~4月に咲く
まだあまり伸びていない苞に包まれた短い茎の上に3cmほどの黄色い花を上向きに開く
花弁は10~20個あり、金属光沢があり中央が窪んだ凹面鏡になっている
光を花の中心に集めて温めている
蜜は出さないが、沢山ある雄しべの花粉を食べに来る虫も熱で誘引し温めて活発な花粉散布を期待しているのだろう
花びらは虫を温めるだけではなく、雌しべも温めて生理反応を高め、種の出来る率を上げているという
次第に茎が伸びてきて、太陽の動きに合わせて花を開閉したり回したりする
夏には地上部が枯れて無くなるスプリングエフェメラルで、林内の木木が葉を茂らせると地上に光が届かず、光合成が出来ず実も種もできないのでその前に全てを終わらせている
そう果は倒卵形で5mmほどの大きさ、中の種にはエライオソームと呼ばれる
アリの好きなたんぱく質があり、アリがあちこち運んで散布する