シメ
2021-02-07 | 野鳥
イカルに似ているが、イカルよりずんぐりした体形で、奈良時代にはヒメの名で知られ、平安時代にはヒメとシメ併用で江戸時代からシメと呼ばれている。イカルより小さいのでヒメと呼んだという説もあるが、「し」は地鳴きのシッで「め」は小鳥を表す接尾語と言う説が有力
冬鳥
本州中部以北と北海道では少数が繁殖しているが、大半はシベリア方面から渡ってくる
平地や丘陵地の林や市街地の公園などでも見られる
越冬地では単独で行動し、草木の種子を採食するが、春先には群れを作る
カエデやヤマハゼ エノキなどの種子を好んで食べ、硬い種子を割る嘴は30kgもの力を出すと言う 嘴で器用に皮を剝くことから、イカルと共に豆回しの俗名もある
尾羽が短くずんぐりした体形
太くて淡灰褐色の嘴
冬羽オスは嘴の周りと喉、目先は黒く、頭と頬は淡褐色で後頭は灰色
メスは色が鈍い
大きさは19cm