大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

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隣にホテル建設でコストが2倍以上の平和島ユースセンター改修 大田区の公共施設整備の老朽化対策は適正か

2018年06月09日 | 公共施設整備

公共施設の老朽化が一気に進み課題だと大田区は言いますが、本気でコスト削減に努めているとは思えません。
それどころか、かえってコストを増やしているのはご存知ですか。
大田スタジアムは、自動式のマウンドと壁面緑化で1割増し。この平和島ユースセンターは、建て替えではなく基礎を残してコスト削減といいますが、隣に新築25室のホテル建設をするので、コストは2倍以上になります。

本気で公共施設老朽化対策をしているとは思えません。
議案が提出されましたが、奈須りえ以外は全員賛成。これが大田区議会の現状です。



仮称大田区立平和島ユースセンター増築及び大規模改修工事請負契約について の議案の討論です。

 

大田区が、ツインルーム25室のホテル建設

平和島ユースセンターは、旧の改修棟を改修し、新しいホテル棟を増築します。

旧のユースセンターは、青少年の社会教育のための宿泊所なので「簡易宿所」として申請していましたが、増築するホテル棟ができるので、「ホテル・旅館」の申請を行うそうです。
大田区が、ツインルーム25室のホテルを建設するからです。

公共施設老朽化が大きな課題ですが、大田区が、民間事業者が行うホテル建設をすべきでしょうか。


ユース改修だけに比べホテル建設でコストは2倍以上

青少年健全育成施設の改修だけ行えばコストは安く済みますが、水回りが各部屋に必要な25室のホテルを建設すれば、改修だけの時に比べ、コストは大幅にうわまわり二倍を超えるそうです。

各棟にかかる費用は、議案送付時に示すべきですが、質疑してようやく明らかになりました。 

ホテル棟があまりにも高額です。

老朽化が課題といいながら、大田区は、学校建て替え時に複合化を行い、大田スタジアムで壁面緑化・自動のマウンドでバリューアップなど、コストアップ要因を増やし、コスト意識の無い改修改築を行っています。

しかも、こうした施設整備は、現在ご利用の青少年健全育成の活動をしている団体のみなさんの使い勝手を悪くする心配があります。


ホテル建設で心配な青少年健全育成事業への影響

大田区総合体育館は観るスポーツで指定管理者制度の自主事業を拡大していることや、利用料金制で、自主事業をしたほうが収益が上がることなどもあり、区民利用がしにくい状況になっています。

ホテル棟を作った後の運営、活用方法についても明らかになっていませんが、施設が大幅にかわるなか、本来であれば運営形態や、活用の在り方含め、明らかにしたうえで議案送付すべきです。

情報不足、説明不足で到底賛成することはできません。反対です。

 


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