羽田空港の新飛行ルートの固定化回避について国が
羽田新ルートは、騒音負担の平準化から導入したが、
自治体からルートを固定化させないよう要望が出ているので検討する
と説明しはじめました。
他自治体で首長や議会などが触れてきた【負担の平準化】と【固定化させない】議論は、大田区で行われてきませんでした。離発着は大田区ですから、増便すれば、どう飛んでも大田区の負担が大きくなることを避けることが出来ないからです。 . . . 本文を読む
科学ジャーナル「Environmental Health Perspectives」の4月2日に掲載された論文は、航空機の排気が早産の病因的役割を果たしていことを明らかにしています。飛行場の風下における超微粒子曝露はよく起きることで、人口が密集した住宅地域に広範な影響を及ぼす可能性があるため、今回の発見は、公衆衛生上の問題である、と指摘しています。論文の和訳を掲載します。翻訳は、奈須りえサポーターズのボランティアスタッフが行ったものです。 . . . 本文を読む
羽田空港沖合移転事業は、住民と地方議会と大田区という基礎自治体の声に、美濃部都知事の時代の東京都が動かされる形で、国との仲立ちをして大きく動きました。
今回の羽田空港飛行ルート変更では、国の示す、安全や環境対策の実効力に疑問を持つ自治体もありながら、明確に声をあげることができなかった首長さんたちに、憤りを覚えます。 . . . 本文を読む
羽田空港飛行ルート変更についてあらためて考える機会があり、調べていたところ、新飛行ルートになることで、航空業界は経費削減ができる一方、日本の管制官が横田飛行場に配置されていることがわかりました。日本の航空行政は、航空業界の経費削減のために働いているように見えます。 . . . 本文を読む
コロナの心配の陰で、大切なことが次々と変わっていきます。
まさに、国家戦略特区で有識者が望んでいた「火事場」に(通常ではなけられないことを)変えればよい、を実践しているかのようです。
新飛行ルートが始まりましたが、国と大田区との覚書から「神奈川都心北上ルートを設定しない」をのぞきましたが、当初、次のようなルートを示していたことを思い出しました。
国はさらなるルート拡大で、このルートも視野に入れているかもしれません。
あるいは、
●石油コンビナート上空飛行
●3.5度の降下角度
など極めて危険な飛行を示し、それと引き換えに(引き換えはあり得ず、都心低空飛行中止が本来ですが)、横田の空域を日米オープンスカイで航空業界に開放し、首都圏の空を縦横無尽に経済効率性などから求められる最も効率的なルートで飛ばそうとしているように思えて心配です。 . . . 本文を読む
新飛行ルートで心配しているところへ、さらに心配な落下物事故が成田空港で起きました。離陸直後の落下物だそうですが、国の落下物対策が効果がないことになりはしませんか?
事前の整備では、長時間飛んでからの落下物は防止できない、と言ってきましたが、離陸直後の落下物さえ防止できないしくみだということですね。 . . . 本文を読む
【動画】11分40秒くらいまで
羽田空港飛行ルート変更で、3月29日から都心低空飛行が始まろうとしています。
国は、飛行ルート変更前に、取り外したい制約がありました。
・住宅密集地上空飛行・石油コンビナート上空飛行
すでに外されている制約・24時間化・国際化と、今回外された制約により、何が変わり、何が起きようとしているのか、考えてみました。
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やっぱりと言うべきか、B滑走路西南向き離陸は、15時~19時の3時間と説明していたのに、実機飛行で2月3日午前中、約束の時間外に何便も飛んだという情報を得た。
24便を20便に減らしたことをもって、住民の声を聞いたと言うのが国交省の説明だったが、減らすどころか、時間帯さえ守っていない。減らしたふりで、あたかも国民の声に情報したかのような情報提供はいただけない。 . . . 本文を読む
昨年の8月8日の国交大臣の会見で、記者からの更なるルート拡大について聞かれ、大臣は「白紙」と答えている。羽田空港飛行ルート変更で、国と大田区の覚書に便数や制限が明確に文言化されていないことを心配していたが、B滑走路西向き離陸は15時~19時の3時間と説明していたのに、実機飛行で午前中に何便も飛んだという情報を得た。24便を20便に減らしたことをもって、住民の声を聞いたと言うのが国交省の説明だったが、減らしたふりだったということか。 . . . 本文を読む
国と川崎市は、羽田空港を離発着する飛行機は、石油コンビナート上空は飛ばないことを約束をしていましたが、羽田空港を離発着する飛行機を対象外とする文書を取り交わしてしまいました。ひとたび事故になれば、対岸の大田区にも深刻な影響を及ぼします。新旧の文書を掲載します。 . . . 本文を読む
羽田空港の飛行ルート変更は3月末からですが、実質前倒しで、都心低空飛行が始まりました。
これまで、都心を低空で飛行機が飛ばなかったのは、長い歴史的経緯から国と大田区とで「海から入って、海へ出る」飛行方法を約束し、例外はあったものの、原則海上飛行を守ってきたからです。
この、原則海上飛行など羽田を離発着する飛行機から国民の安全と環境を担保する文書が、国と大田区、国と川崎市で交わされています。
これにより、AC滑走路北からの着陸や、B滑走路西向き離陸など内陸への離着陸が制限されていたのです。
国と川崎市では、コンビナート上空の低空飛行を制限してきましたが、羽田空港を離発着する飛行機をその制限から外してしまいました。
大田区でも、区内の住宅地は飛ばないからという屁理屈で、AC滑走路北からの着陸やB滑走路西向き離陸を認め、新しい文書を取り付けています。
松原忠義大田区長も川崎市長も、新ルートは国の決めることで、増便には賛成だから、と危険で環境悪化の新ルートに変わった責任は、自分には無いという姿勢です。
新ルートを国と大田区が取り交わした文書からみるとどんな問題があるでしょうか。質問状を出しましたのでご報告します。 . . . 本文を読む