水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

古今集(303)

2017-09-05 11:17:05 | 懐風藻
199 秋の夜は露こそことに寒からし くさむらごとに虫のわぶれば
題しらず
読み人しらず

こんな夜に虫がさかんに鳴いていますが、これは露が冷たくてかなわん、と嘆いているにちがいありません。


このところめっきり涼しくなりました。ことに夜は、ついこのあいだまでの、あのうだるような暑苦しさが嘘のようにヒンヤリします。
この歌の作者は、秋の庭で盛んに鳴く虫を、寒がりの自分に置き換え、「寒い寒い」と騒いでいるのだ、とみたのでした。

都市化のどまんなかに住んでいるために、虫の音が騒がしい、心境にはなかなかたどりつけませんが、スマートな歌だと感じます。

あと二週間ぐらいは、油断できませんが、暑さの峠は確実に超えた、といっていいでしょう。


それにしても、おとなりの、コマッタちゃん国にはうんざりですね~。
1940年ごろの私たちの国も、自分勝手を過度に推し進めたのでしょうか。きになって仕方がありません。

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