水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

江戸歌謡(2)

2017-09-19 09:29:54 | 山家鳥虫歌
78 こなた百までわしゃ九十九まで 髪に白髪の生ゆるまで(7・7・7・5調)

18世紀中ごろにはやった小唄だそうだ。婚礼などの祝いの席で人気があったようだ。


平均寿命が50歳を切るような江戸時代に詠われた歌だ。

昨日は、96歳で亡くなった方の葬儀であった。
気が付いたら、今では、百歳近傍まで生きながらえることが珍しいことではなくなった。

江戸歌謡が詠った夢の世界が現実になってしまったわけだ。

さてこれが、喜ばしいことなのであろうか。

後期高齢者としては、心穏やかとはいかない。