大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

産業のコメの作況はやや回復に

2009年11月07日 | Weblog



    



世界的な景気の落ち込みで産業のコメといわれている

鉄鋼の生産量も落ち込んでいますが、鉄鋼市場の動向は

良しも悪しくも中国となりそうです。

昨年の世界の生産量約13億3000万トンのうち5億トン

程を中国が生産しています。

30年ほど前に、当時の八幡製鉄の稲山氏が中国に

製鉄設備や技術を持ち込んで、中国の発展に備えた礎を

もたらした話がありますが、当時からすれば日本の鉄鋼

生産量は大きく増えることも無く、1億トン前後の状態です。

景気の回復が著しく、中国国内でも国有企業を中心に

企業の再編が急ピッチで進められているため、今年は

5億トン趙で、世界の40%近くまで生産量が伸びそうです。

景気回復と共に、アルセロール・ミタルによる日本の鉄鋼

企業への触手も伸びてきて、また買収に備えた態勢造りで

忙しくなりそうです。

ただ量を作ればよいではなく、日本の企業には次の時代に

備えた新しい製品作りが進んでいます。

船首が波の抵抗を少なくするために先日の自衛艦の

衝突では、コンテナー船を切り裂いていました。

船舶が衝突した時に従来よりも衝撃を吸収しやすく、また

変形し難い、衝撃を緩和する鋼材が開発されています。

また、従来よりも20%薄いながらも、40%もプラスの

強度を備えた自動車用の鋼鈑も誕生しており、エコカー

時代には欠かせないコメになりそうなニュースです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。


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