大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

中国共産党“3中全会”経済浮揚効果ゼロ

2024年07月30日 | Weblog

備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        





習近平の提唱する[中国式現代化]の中身は

①巨大人口の現代化、②共同富裕の現代化、

③物質文明と精神文明が調和する現代化、

④人と自然が調和した現代化、⑤平和発展の

道を歩む現代化 の五つを指す。

これらの目標を実現させるためには、先ず

安定した社会と起動力となる経済の発展だ。

注目されていた[3中全会]での経済安定・

発展の具体策は示されず、株式市場は急落。

専門家の解説では、演説で連呼されたのは

[改革]という言葉であったが、これは経済の

発展、豊さに向けた[改革]の道しるべでは

なく、中国式現代化に向けた改革を指す。

即ち、習近平が目指す②共同富裕の現代化を

強調していることなのだ。

鄧小平が提唱した社会主義的な市場経済化

から、市場経済を切り捨てた社会主義経済

への深化を目指すとの宣言なのだ。

当然ながら、民間企業から国有企業への

政策の重点が変わることになり、国有企業

化が一段と進むことになる。

習近平は、中国式現代化に向けて300項目にも

わたる改革目標を公にして、建国80年に

当たる29年のまでにロードマップを整えて、

35年には[中国式現代化]を実現させるとする。

世界が注目する不動産不況問題に関しては、

策定された政策目標60項目のうちの44番目。

問題解決には、当事者が当たれと突き放し。

既に、富裕層の海外脱出が加速している。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 
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