８月に中国のＧＤＰが日本を追い抜いて２位に躍り出た
との報道が大きく取り上げられていた。
欧米からの人民元の切り上げ圧力は強まるばかりで
微調整されているとは言え、欧米の要求との差は大きい。
好調さを取り戻しつつある輸出産業に加えて内需の伸びも
自動車や家電を中心にして好調さを備えている。
しかし、不動産関連はバブル化したままで高止まりして
おり、バブル破裂防止には、バブルでとばかり果てしない
バブル化が広がっている。
投機資金は食料品に向かっており、豚肉をはじめとする
投機対象になっている食材の値上がりが非常に激しい。
中国国家統計局が発表した８月の主要経済指数では
消費者価格指数（ＣＰＩ）の前年同月比で３・５％増と
なっているのが非常に注目されている。
国の今年での計画ＣＰＩ上昇率が３％であるのに対して
大きくオーバーしており、０８年度からの上昇率の最高値を
記録して、一気にインフレ懸念が強まっている。
特に国民生活に影響が大きい食料品への波及阻止に
備えた有効な対策が取られないと社会の安定に対する
不安が高まることになる。
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