備えよ常に! 備えあれば憂いなし
歯科医師界では、フッ素は歯の表面に付着し
覆うことで虫歯予防になるとして効果を説く。
フッ素は、むし歯の原因菌の働きを弱め、
歯から溶け出したカルシウムやリンの
再石灰化を促進し、歯の表面を強化して
むし歯になりにくくする働きがあると説明。
その為、特にむし歯に侵され易い[生えたての
乳歯]や[生えたての永久歯]を持つ子供には
フッ素を塗布して予防するフッ化物歯面
塗布法による予防措置が推奨されている。
虫歯予防に、フッ素配合ハミガキ剤を使うと
歯の根元のむし歯を67%も抑制可能効果も。
だが、悪玉の有機フッ素化合物(PFOS及び
PFOA)接種抑制のため、国は令和2年
(2020 年)に暫定目標値として50ng/Lを設定。
体重50kgの人が1日あたり2Lの水道水を
毎日飲用しても大丈夫だとする数値。
この基準値を受けて、国や自治体による
調査が行われたが、2023年1月までに全国の
139地点で暫定目標値を超える値が検出された。
阿蘇山からの伏流水で水源が豊かな熊本市
では、2022年に市内の39の井戸の水質を
調査した結果、2か所から暫定目標値を超える
PFOSとPFOAが検出された。
このため、2023年4月以降、この2ヶ所の
半径500mの範囲でさらに調査を進めた結果
調査対象となった211ヶ所のうち30ヶ所の
井戸で、PFASの濃度が目標値を超えていた。
全国各地で、有機フッ素化合物(PFAS)への
関心が高まると共に、日常の飲用水に含まれて
いるPFASへの関心が高まり、基準値超えの
ケースが見つかって、自治体は対応に忙しい。
PFASが含まれている原因は何なのか、また、
健康にはどんな影響があるのか。
PFAS汚染は、どこまで広がっているのかなど、
不明なことだらけで、手探りの中、国民の
不安が広がっている。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?