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3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は
南北500Km,東西200Kmの広大な震源域を
持つ巨大地震であったが、国土地理院が全国
各地に備えられているGPSによる地殻変動の
データーから、地震によってずれ動いた断層は
南北260Km,東西110Kmと非常に広大な
範囲に及んでいることが判っている。
この断層の南端部では、福島県沖から浜通り
一帯を震源とする余震が、4月中旬でも数多く
発生しており、この地域の岩盤に大きな変動が
起こっていることが推定されている。
これより南は、潜り込んで来るフィリピンプレートの
圧力によるひずみが生じ、エネルギーが蓄積
されていると懸念する研究者も居る。
過去から今回の一連の地震までで、相当量の
エネルギーが開放されてはいるが、蓄積された
ままの地域のうち、今後30年間に70%の確率で
発生が予測されている南関東地域では、M7
クラスの地震の発生に備えた注意が必要とする。
特にエネルギーが溜っている、東京湾北部から
さいたま市地域、伊豆大島から相模湾沿岸域と
静岡県東部地域では、今回の地震が引き金と
なる可能性があるとして注意を喚起している。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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