今年年初から韓国で広がった高病原性鳥インフ
ルエンザＨ５Ｎ８型は初動対応の遅れもあって
２月中旬には３４０万羽の殺処分が行われた。
感染拡大阻止に備えた体制を整えた筈だったが
４月上旬には韓国国内で飼育されている鶏の
８％にも相当する１２００万羽が殺処分された。
いつかは日本にもと懸念されていたが不幸にも
熊本県の球磨川上流の山間地に飛び火して、
封じ込めに備えた１１万羽の殺処分が行われた。
農林水産省が実施した死んだ鶏のウィルスの
解析から、ウィルスの型が韓国で広がっている
Ｈ５Ｎ８型と同じ型であることが判明。
この型のインフルウィルスは、現在韓国でしか
見つかっていないので、韓国から野鳥によって
運ばれて来たと推測されている。
平成２５年現在、宮崎県と鹿児島県の両県で、
飼育されている鶏は全国の４割にも相当する
５２００万羽余りを占める一大産地だ。
現在は熊本県多良木町の限られた地域だが
山を隔てた東側は宮崎県、南側は鹿児島県だ。
両県では防疫に備えた態勢造りに追われている。
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