備えよ常に! 備えあれば憂いなし
人類は長い長い石器時代を経て、土で器を
作る技術を手に入れ、火を使いこなすことが
出来て飛躍的に人口が増えた。
更に、薬剤や治療法を学び取ることで、
寿命を延ばすことが可能になった。
そして今、物価が進むにつれて共同体所属
意識から個人中心への意識が加速し人口減少へ。
国連加盟国、およそ200ほどの内70ヶ国以上で
人口減少傾向が進むという。
これらの国では、一人の女性がその年齢別
出生率で一生の間に生む人数の合計特殊
出生率が、人口の安定的維持に必要な人口
置換水準の2・1人を下回っている。
2023年末、世界人口は80億人に達した。
世界人口が100億人を突破する時は何時かと
話題にされることがあるが、一部の人口学者
たちは世界人口が90億人に達することはなく、
現在は縮小への転換期にあると主張している。
厚生労働省は、令和4年人口動態統計(2023年
9月15日)では、日本の合計特殊出生率は
過去最低の1・26で前年の1・30より低下した。
隣国の韓国は1を割り、中国は1・0に近づく。
2022年度の生産年齢人口(15歳~64歳)に
対する65歳以上人口の比率の高齢者扶養率は、
1位はモナコの70.36%、2位は日本の51.19%、
3位はイタリアの37.87%となっている。
また、総人口に占める高齢者人口の割合の
推移では、1950年に4・9%であったのが、
1985年に10%、2005年には20%を超え、
2023年には29・1%と過去最高を更新。
こうした中で、2023年度の日本のGDPは
ドイツに抜かれ4位に転落したものの、
成長率は1・9%と移民の力を借りる米国の
2.5%には及ばぬものの健闘。
円安を考慮すれば、大健闘だろう。
日本の持つ成長への潜在成長率に期待が募る。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?