備えよ常に! 備えあれば憂いなし
2021年には、中国政府の巨額の補助金目当ても
あって、EV製造企業は300社にも及ぶとされて
いたが、23年半ばには100ほどにまで淘汰。
今年は、中国比亜迪(BYD)と米テスラの2社を
トップとして10社ほどが最後の生き残りを
賭けた年になるとの見方が支配的。
中国国家発展改革委員会(発改委)も、4月に
今年はEVやPHVの大量供給による価格競争が
激化するとの見通しを発表している。
発改委は、EVなどの新エネルギー車(NEV)の
市場需要は、今年210万台増加するとしNEVの
占める比率が3分の1を超えそう。
だが、EV各社の供給計画は需要増を遥かに
超える量が計画されており、過剰生産による
過当競争が更に激化することが予想されている。
値下げ競争が激しいなか、安易に値引き販売を
するとすでに買ったユーザーから、厳しい
反発がでるのを嫌って、理想汽車は購入済みの
ユーザーに対して、先手を打ってキャッシュ
バックをして引き留め策にでているが、これは
広告費だと割り切っている。
1台買えば、もう一台ついてくるとの宣伝も。
理想汽車の年間販売目標は80万台。
だが、今年1〜3月の月間平均販売台数が
2万7000台と1ヶ月平均9000台で、目標には
程遠い実績。
テスラも、4月にセダンの最廉価モデルを
6%値引きしてBYDに対抗。
値下げを強いられると共に、減産に向けて
従業員10%の削減も発表。
米国の巨人も青息吐息の年になりそうだ。
中國EV各社にとって、今年は生き残りを
賭けた年になるとの悲壮な雰囲気が漂う。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?