大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

中国 社会保障費急増が財政に「重圧」

2024年05月29日 | Weblog

備えよ常に! 備えあれば憂いなし



          





不動産開発に基づく経済体制が行き詰まり

国有銀行の経営状態にも黄信号が点灯するも

立て直しは地方政府任せ。

経済よりも共産主義体制の維持が大事との

姿勢が此処に来て顕著になって来たようだ。

かって、世銀総裁が習近平に、政策運営に

際して経済的優先事項を問われた答えが、

[8660万人の共産党員]だったという。

不動産バブルの後始末や今後の高齢社会化への

具体的は対策よりも、体制維持や面子を優先。

高齢化の進行で社会保障制度の悪化が懸念

されているが、具体的な対策な先送り。

2024年予算案で、社会保障費が習政権発足時の

2013に比べて2・8倍へ膨らんでいる。

中国では、農村と都市戸籍が存在し、社会保障

制度は戸籍によって大きく異なる。

中国では定年退職は、男性60歳で女性55歳と

世界の標準より5歳以上も若く老後生活に入る。

就労者は定年延長に反対をしており、早く

年金を受け取りたいとの願望が強い。

基礎年金の源となる納付期間が短く、徴収額

アップが困難である以上、基金は細る。

李強首相は、24年度の活動報告で、医療衛生

サービスの向上と社会保障と福祉サービスの

強化を強調し、都市・農村住民の基礎年金の

月額給付額を20元(420円)引き上げると発表。

中国国家統計局は、23年の65歳以上の高齢者

数は2億1676万人と全人口の15・4%と前年比

0・5ポイント増となった。

統計局は、此処では年金受給開始の60歳では

なく、65歳以上としているセコイ誤魔化しも。

不動産バブル崩壊で、土地売却益収入が減少し、

財源が細るばかりの地方政府の中には、

財政の逼迫で年金ファンド流用に手を出さ

ざるを得ないほど、非常事態に追い込まれて

いる政府も出てきたという。

地方政府にとっては、逃れられない年金給付

支出が増加し続け、ますます財政を圧迫し、

重圧に耐えきれず、財政破綻の非常事態も。

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