大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

 世界の干ばつスナップショット2023

2024年05月06日 | Weblog


備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        





23年にドバイで開催されたCOP28に元ずく

[世界干ばつスナップショット2023]報告書が

公表された。

101のUNCCD(国連砂漠化対処条約)締約国からの

報告データでは、2022年に約18億4,000万人が

干ばつ被害に見舞われており、そのうち

4.7%が重度または極度の干ばつの被害を受けた。

さらに、世界の干ばつ被害人口の約85%が

低所得または中所得国に居住し、干ばつに

よる死亡数は女性と子供が男性の14倍に

上ったと指摘している。

アジア地域では、干ばつによる高山地帯の

氷河の損失が著しく、過去 40 年間で減少し

続けており、その生態系への影響が懸念される。

2022年の異常な温暖で乾燥した気候により、

中東やミャンマーは全領土で河川などが

記録的な水位低下に見舞われ、中国の長江

では記録的低水位が約500万人に影響が及んだ。

アフリカでは、2022年12月末の時点において、

干ばつの深刻化で[アフリカの角]全域で

約2,300万人が深刻な食料不安に陥っている。

南アフリカの調査では、生態系への影響に

おける干ばつのインパクトは、放牧地の

喪失が33%、水資源の損失が17%、気温の

上昇が11%及び植生の損失が11%と推定。

アメリカ大陸では、南米での農産物の生育

不良による経済的ロスや河川の流量低下

よる運送制限による経済的損失の拡大。

欧州では、アメリア大陸同様ヨーロッパも

河川の流量低下による貿易損失、農産物の

生育不良に晒されている。

2022年には、観測史上最も暑い夏を経験し、

平年の4倍近くとなる63万km2もの土地が

干ばつによる被害を被っている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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