大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

日本 洋上風力発電で原発45基分の電力

2022年01月13日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        



洋上風力については、2013年から600億円の

巨費をつぎ込み、大きな期待を担ってスタート

させた福島洋上風力コンソーシアムが、故障や

不具合続きで稼働率が悪く頓挫。

日本国内に存在した風力発電機製造の技術を

備えていた3メーカーも順次撤退し、2019年

には製造すらできなくなっている。

現在は、浮体式洋上風力発電機が長崎県五島市

沖合で2MW、千葉県銚子市沖 2・4MWで細々と

商用運転されているだけ。

このような逆境の中、政府は洋上風力発電の

規模を2030年までに10GW、2040年までに

30万~45GWまで引き上げるという目標を

政府と民間企業でつくる協議会で決めた。

原発1基の発電容量が100万KW=1GWとすれば

2040年までに最大原発45基分の洋上風力発電

設備を完成させることになる。

平成31年に海洋再生可能エネルギー発電設備

設置に関する法律が施行され、設置に備え

五島沖と銚子沖に加え、日本海側を中心に

一定の準備段階に進んでいる区域が10区域。

だが、洋上風力発電設備の設置に必要な技術や

能力を備えた企業は国内には存在しない。

既に参入済みのデンマークのオーステッド、

ドイツのRWE、スウェーデンのバッテン

フォールなど世界の上位クラスの企業や洋上

風力発電王国の英国の草刈り場になる。

日本企業は、世界の大手企業と組んで技術を

習得し、将来に捲土重来を期すしか道はない。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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