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日本政府は。2021年10月、COP26開催を
睨んで[2050年カーボンニュートラル宣言]を
行い、[2050年までに、温室効果ガスの排出を
全体としてゼロにする]という政府目標を掲げた。
だが、現在は日本の電源構成は、全体の7割超を
火力発電に依存している。
カーボンニュートラルの実現には、大胆な
火力への依存度引き下げと再生可能エネルギー
への飛躍的な転換が不可欠だ。
最近での再生可能エネルギーでは、太陽光
発電と風力発電が大きな柱とされている。
太陽光発電では、パネルなどの開発では日本が
世界をリードしていたが、今では生産力を
備えた中国が世界を制覇し、日本は負け組に。
また、山が国土の7割ほども占めていて、
大規模なパネル設置には不向きで、熱海で
発生した斜面崩落や崩壊の事故要因にもなる。
そこで残されたのが、四方を海に囲まれた
海上を利用した洋上風力発電。
洋上風力発電は、欧州では英国を中心に
進んでおり、世界全体の導入量は2010年に
2・9GWだったが、2020年は35GWに達した。
国別では、英国が最大で10・4GW、続いて
中国が10GW、ドイツが7・7GW、オランダが
2・6GW、 ベルギーが2・3GW、デンマークが
1・7GWとなっており、欧州を中心に普及。
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