大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

頼もしい日本の最新石炭火力発電技術

2022年01月02日 | Weblog

備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        




一般的な石炭や石油を燃料に使用する火力

発電の熱効率は36%程度とされる。

日本の最新の石炭火力発電所が備えている

熱効率は48%と5割も高い。

温室効果ガスのCO2を削減するためには、

省エネルギーの他に、効率的に電気をつくり、

化石燃料の使用量を減らすことが必要とする。

同じ電力量を得るために石炭を燃焼させると

天然ガスのおよそ2倍のCO2が発生する。

最近の日本の石炭火力発電では蒸気タービンの

圧力や温度を超々臨界圧(USC)という極限まで

上昇させる方法で、世界最高の熱効率を得る。

CO2削減のために、石炭使用量の削減も大切で、

バイオマス(生物資源)エネルギーである林地

残材や下水汚泥を燃料に加工し、石炭と一緒に

利用することで、石炭の使用量を減らし、

CO2を削減する方法も活用している。

最新設備では、バイオマス燃料の混焼率10%を

目指してCO2削減に務めている。

世界は、今後とも文明の発展と共に、より

多くのエネルギーを必要とする。

現状のままで、エネルギー源を求めて行くと

温暖化ガスの増加量を1・5%増に止めることは

困難で、2・7%にまで上昇すると国連は指摘。

だが、資源量に限りがあり、安定的に入手

することができない石油や天然ガスに比べて

石炭は、世界に幅広く存在し、安価で容易に

入手が可能だ。

いきなり、脱石炭の暴論に乗るのではなく、

石炭の有効でより効率的な利用によるエネ

ルギー源の安定的確保を目指すのが道順。

太陽光や風力による電力供給が、安定的になり

供給の柱になるまでは、石炭火力は欠かせない

存在で在ることには変わりなく、先ずは

石炭火力の排出CO2の削減と有効利用化も

含めて、石炭火力の熱効率化を進めるべきだ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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