高 御 座 平城京 大極殿
建設凍結で揺れた八ッ場ダムだったが、20
19年(令和元年)10月1日から、安全性確認に
備えた完工したダムに水を貯める「試験湛水
(たんすい)」が始められ、3~4カ月かけて
満水にする予定だった。
台風19号(ハギビス)が、10月12日から13日に
かけて神奈川県から千葉県北部、茨城県を
通過し、関東地方に豪雨をもたらした。
通過後の13日午前5時の八ッ場ダムの水位は
標高573・2mと満水の水位まで10mにまで
迫り、台風通過前の11日午前2時の水位より
54mも上昇していた。
八ッ場ダムのある吾妻川では、豪雨による
洪水被害は発生しなかったが、同じ利根川
水系で東部の栃木県内では、秋山川など
6河川で堤防が決壊し、永野川で氾濫が発生
するなど大きな被害が発生した。
もし、八ッ場ダムがなかったら、吾妻川でも
決壊や越堤が発生し、大きな被害が出ていたと
想定されるたことから、八ッ場ダムを巡り
治水に備えた政策の議論が巻き起こった。
栃木県で決壊した利根川水系の6河川
*▽秋山川が佐野市の赤坂町と
大橋町でそれぞれ1か所、
*▽黒川が壬生町上稲葉で1か所、
*▽荒井川が鹿沼市野尻で1か所、
*▽三杉川が栃木市下岡で1か所、
*▽思川が鹿沼市久野で1か所、
*▽出流川が足利市奥戸町で1か所、
*永野川が栃木市大平町榎本付近で越堤氾濫
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