中國での自動車販売台数が急速に落ち込んで
おり、5月は前年比横ばいかやや増の予測が
16%ものマイナスとなった。
6月も、9・6%の落ち込みが続く。
理由として挙げられているのは、中国政府に
よる大気汚染改善に備えた政策に沿った強力な
トップダウン指示。
現在、排ガス基準として施行されているのが
「国5」と呼ばれる排ガス基準だが、これを更に
一段厳しい「国6」を、大都市から初めて全国に
適合するというもの。
新基準に適合するためにエンジン技術に大きな
追加技術は必要としないが、触媒を追加や
排ガスや粒子状物質用のフィルターが必要に。
政府は昨年に、地方当局に対し「国6」基準を
前倒しで実施するように指示を出した。
だが、前倒しの時期は、1月から7月まで期日も
まちまちで、生産現場では切り替えに時間を
要する上、国内企業には「国6」の備えた準備が
できていない企業も存在。
「国6」の認証を得るのに半年から1年を要する
上に、「国6」適合検査に備えた検査機関も
需要に追い付いていないところに、上海市
なども7月1日から新基準に移行。
年初から、新車購入希望者は「国5」規準車を
買わなくなり、「国6」の発売は遅れると事態に。
ディーラーは、自己負担で売れない「国5」車を
地方へ搬送に追われ、仕事にならないという。
こうした中、唯一、新基準に備えた準備を
進めて来た日産は5月度も+1・8%を記録。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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