大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

ワクチン以前のパンデミック対策

2009年05月19日 | Weblog


    


新型インフルエンザの世界的流行を受けて、WHOは

フェーズ6、パンデミック状態の宣言をすべきか協議を

進めましたが、慎重論が大勢を占めて見送られました。

世界中で感染者が1万人に迫り、国内では163人に

まで増えてきています。        

90年前の1918年春に始まったスペインインフルエンザ

は翌年にかけて猛威を振るい、世界で4000万人を

超える死者が出ました。

これ以来、広い範囲に伝播して、多くの感染者を出す

感染病の代表格となっているインフルエンザが、最近

鳥インフルエンザが、新型のインフルエンザとして流行

するのではないかと懸念が広がっています。

スペイン風邪の流行した時代はどうだったのでしょうか。

衛生環境が悪く、防疫体制などの備えが整っていない

時代では、感染者の隔離、患者と接触した人の監視や

行動の制限、各個人の手洗い、うがい、消毒などでの

衛生状態の管理、人ごみや集会などを避けることぐらい

が対応策でした。         

国としても、行政などの管理者が、集会を禁止したり、

学校などの人の集まる施設の閉鎖などを、強権で行い

感染の機会を封じる程度の手段しか無い時代でした。

しかし、これらの対策は、現在でも最低限の備えとして

防疫対策上、必要なことばかりです。

当時、スペイン風邪の国内への侵入を防ぐために、

オーストラリアでは、侵入ルートとなる港での検疫を

厳密にして事実上、国境を閉鎖状態にしています。

これにより、初期の力の強い悪性ウィルスの侵入を

防いで軽度の流行に留めています。   

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

健康と安心のメタボへの備えは?






  







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