大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

ここでも厚生行政が

2009年05月16日 | Weblog


    


メキシコで最初の豚インフルエンザの感染者が見つかり

2次感染が伝えられてから、1ヶ月経って、やっと日本でも

新型インフルエンザの感染予防に備えてワクチンの製造に

取組むことになりました。 

しかし、国内には比較的小規模の4団体のみしか製造が

出来ず、能力は季節性のインフルエンザに対応できる

年間1000万人分程度のお粗末さです。

世界規模で見ると、日本のワクチン製造に関しては、全くの

後進国であり、大きく立ち遅れています。

世界規模の3%レベルしか無い日本のワクチン製造能力の

後進性は、予防ワクチン製造業務に背を向けてきた

厚生省の指導方針の後進性そのものとして跳ね返って

きています。

終戦後、日本でははしかだけでなく、インフルエンザも

含めて、ワクチンの予防接種は「義務」として就学児童

などを対象にして広く行われてきました。 

しかし、予防接種による副作用に由来する訴訟で、国が

敗訴を重ねた結果、1994年は、もっともポピュラーで

あったインフルエンザを含む全ての予防接種を「義務」

から「任意」としました。

このため、多くの製薬会社は採算が合わない規模にまで

落ち込んだワクチン製造から、次々と撤退して、現在は

必要な規模が安定的に想定できる季節性のインフル

エンザ用のワクチン製造に取組む4団体だけになって

しまったのです。          

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

健康と安心のメタボへの備えは?






  







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