大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

GMで泥舟から脱出の動きも

2009年05月13日 | Weblog





クライスラーが破綻してから半月余りたち、GMにとって

債権のために残された時間は半月余りとなってきました。

クライスラーの破綻と破綻後の再生スキームを見ながら

債権者委員会による再建策が詰められています。

08年度に308億6000万ドル(約3兆円強)という巨額の

赤字を出し、09年度に入っても市場の回復は見られず

GMの販売実績も低迷したままです。

今年1~3月の売上金額は、224億ドルと前年同期比で

47%減と半減しており、損失額は60億ドルを超えており

7四半期連続の赤字を記録しました。

手元資金も116億ドルと26億ドル減少して、先行きは

真っ暗の状況です。

11日にはヘンダーソンCEOは、米連邦破産法11条に

よる申請の可能性が強まっていると記者会見で述べるなど

クライスラーと同じスキームでの破綻のシナリオの準備が

進んでいることをうかがわせます。

やはり社債保有者の270億ドルに上る債務を圧縮して

新会社株式と交換する委員会の提案が厳しく、同じ無担保

債権者の立場にあるUAW(全米自動車労組)への基金

200億ドルの半額を現金払い、残り半額を株式化とする

提案との条件との比較では著しく、不公平であるとの不満が

大きく、再建計画の再提出に暗雲が垂れ込めています。

こんな折に、GMの6人の幹部が保有株を全額売却したと

いう株式売り抜けのニュースも伝わっており、目前の破綻に

備えて泥舟から脱出する動きも激しさを増しているようです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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