大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

クライスラー 民事再生へ

2009年05月05日 | Weblog


    


30日ビッグスリーの一角、クライスラー社が連邦破産法

11条による破産申請をし、裁判所がこれを受理して

日本の民事再生法相当する流れに沿って再生をされる

ことになりました。        

同時に最大の条件であったイタリアのフィアットとの提携も

合意に達しています。

土壇場まで紛糾していたのは、政府側の意向を汲む主要

銀行が加わる債権者の運営委員会と、一般債権者との

債権放棄条件の調整でした。

また、内容が不透明ですが、フィアットが強く求めていた

UAW(全米自動車労組)の給与の引き下げなどの必要

条件でも、妥協が得られたのでしょう。

フィアットはクライスラー株の20%を取得し、35%まで

持ち株をを増やすことが出来ます。    

更にブッシュ大統領が制限をしていた半分以下の持株

比率を取り除き、将来の子会社化もOKになったようです。

これで、クライスラーは生産活動再開に備えた環境や

小型乗用車の生産技術の提供をフィアットから受けます。

再建のための手続きは30~60日間で完了することを

目指しており、政府はこの間の必要資金として33億ドル

(約3300億円)を繋ぎ資金として融資することになります。

しかしながら、裁判所の厳格な管理下でリストラが実施

されるために、傘下の部品納入業者の売掛金については

全額には程遠い20%前後しか回収できないのではないか

との推測もあり、連鎖倒産や雇用情勢の悪化は避けようが

ない非常に厳しい状況には変わりはないようです。  

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

安全と安心非常持出袋の準備は?






  







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