12日に、新型インフルエンザの感染者が確認されている
国が34カ国に増え、感染者数も5909人となり、特に
アメリカ国内での増加の勢いが激しく、この日も400人
以上の増加を示しています。
死者数は、2人増えて63人となりました。
WHO(世界保健機関)の新藤医務官は記者会見で、
喘息や糖尿病の慢性疾患の患者が感染したときの治療
方法などについてガイドラインを策定する方針を示しました。
記者会見で注目すべき発言は、抗ウィルス薬のタミフルに
対して、すでに季節性のインフルエンザウィルスは耐性を
持っているために、新型インフルエンザに対しても、強い
耐性を持つ危険性があるため、タミフルが効かなくなる
可能性が捨て切れないと述べています。
その上で、日本政府の新型インフルエンザ対策本部の
尾身委員長と同様に、最早、水際作戦だけでは感染が
広がることを防ぎ切れない状況を予測しています。
世界的なまん延状況のパンデミックに備えた行動に
各国が取組まねばならないと強調しています。
現在、頼みの綱となっているタミフルが効力を持たない
非常事態を乗り切るには、徹底した予防のための隔離と
ワクチンの一刻も早い開発と接種です。
18日にウィルス株が到着しますが、日本のワクチン製造
能力の後進性が大きく足を引っ張ることになります。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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