8月の中旬に発表された今年の水稲の作況指数では
平年並みから「やや良」らしい。
指数では102ぐらいが期待されているようです。
生育期に高温で安定して、病虫害や台風による被害が
無かったことがプラスに働いたとのこと。
日本の水稲は東南アジアから、或いは揚子江流域から
もたらされたと言われていて、元来は暑い地域の植物
ですが、日本では、より日照時間の短い、低温でも生育
出来るように品種改良が進められて来ました。
昔は、北海道ではコメは採れないと言われていたのが
耐寒性を備えた品種の改良が進み、今や、日本一の
生産地であり、今年は63万8千700トンと、米どころの
新潟県を3000トン近く上回っています。
一方、南の方の県では、福岡県と佐賀県が、指数が99
と、平年並みをやや下回っています。
その他の四国や九州の県では、平年並み以上の収穫
が見込まれており、現在のところ大きな台風の接近や
上陸のおそれも少ないために、順調に経過しそうです。
ただ心配なのは品質の問題で、穂が出てデンプンが
形成される穂揃えから登熟期に高温の日が続いた
ことによる白濁米の増加などで等級が落ちることです。
暑いところで生まれた水稲だから、暑い方が良いと思い
勝ちなのですが、量は出来ても品質が伴わなければ
収益のアップに繋がらないという難しさがあります。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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