■11月29日に一挙に「怪死事件」の全貌が見えるような報道が相次ぎました。
ロシア連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死事件で、英捜査当局は29日、ロンドン・モスクワ路線などに就航していたブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のボーイング767型旅客機2機の機内から、放射性物質を検出した。事件に関与した人物が残した疑いが強く、事件解明に向けた手がかりになると見られる。検出された物質が、リトビネンコ氏の体内から見つかったポロニウム210かどうかは、発表されていない。英捜査当局は、モスクワの空港で、BA社の別のボーイング767型1機を調べている。BA社のスポークスマンによると、捜査当局が、10月25日以降、事件に関与した人物が搭乗した可能性がある旅客機を調べる中で、放射性物質の有無の検査が行われた。
読売新聞 - 11月30日
■「放射性物質」と一言で報道されても、半減期が数時間やら数日という物から、1万年を越えるなどという物まで様々ですから、その正体が発表されないのは非常に嫌な感じですなあ。それも、「10月25日以降」という割と長期間に亘って、放射性物質が国際線の旅客機の中に存在していた!という衝撃的な事実を、こんなにさらりと報道しても良いのでしょうか?そもそも、そんな物騒な物を一般の旅客が利用する交通手段の中に持ち込んで、うろうろしている奴が居ると考えるだけで不愉快ですなあ。当初の報道では、ロンドンで検出された放射性物質のポロニウムは、10センチほどしか飛ばないアルファ線しか出さないから、紙一枚でも防げるとの話でしたのに、飛行機内発見されたのは放射線ではなくて「物質」と言うのですから、恐ろしい微粒子か何かが1箇月以上もジャンボ旅客機の中で、目に見えない危険な放射線を出し続けていたという事なのでしょうか?
■新型のテロリズムには、ワクチンの無い伝染性の病原菌を植え付けた兵士を放って、公共交通機関の中を移動させるというトンデモないアイデアが有るとは聞きましたが、厳重な対テロ警戒体制の網に掛からない微量の放射性物質をあちこちにパラパラ播かれたら、お手上げですぞ!これでプーチンさんが命令したかどうかは兎も角、ロシアとイギリスの間で危険な物質を運んだ者が居た事だけは確かになったというわけですが……。
ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元中佐、リトビネンコ氏の怪死事件で、29日付の同国紙イズベスチヤは、ロンドンの同氏の立ち回り先数カ所で放射性物質ポロニウム210が検出されたことは、誰かに売るために自ら持ち歩いていた可能性を示していると報じた。
同紙によれば、ポロニウム210を運ぶ際には完全気密の小容器に入れる。この容器が何らかの原因で損傷してポロニウムが漏れ、皮膚を通じてリトビネンコ氏の体内に入り、変死の原因になった可能性があるという。
時事通信 - 11月29日
■それが本当なら、リトビネンコさんは指や掌(てのひら)にポロニウムを付着させたまま、ロシアとロンドンを少なくとも2回往復したという事になりますぞ。すっかり言論統制が行き渡ってしまったロシアのマスコミですから、政府が主張している「ロシアは無関係だ!」という話を前提にして報道が続いておりますなあ。イズベスチヤ紙の仮説は、ロシア国内から少なくとも2度に亘って放射性物質を運び出した人物の存在を、逆に証明している事にもなるのですが……。
ロシアの元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで怪死した事件で、29日付の英紙インディペンデントは、同氏が倒れる直前にすしバーで会ったイタリア人学者マリオ・スカラメッラ氏が、「リトビネンコ氏は核物質密輸を行っていた」と発言していると報じた。同紙は事件発覚直後、スカラメッラ氏にインタビューした。それによると、すしバーで出会った際にリトビネンコ氏は「2000年に自分が中心となってロシアからチューリヒへ核物質を密輸した」と打ち明け、ロシア連邦保安局(FSB)のために密輸を行ったと話したという。
時事通信 - 11月29日
■ロシアが喜んで良いのか、怒らねばならないか迷うような記事です。ソ連崩壊以来、旧ソ連時代の核兵器や関連物質の管理が杜撰で、原材料や廃棄物どころか、アタッシュ・ケース型の小型原爆が行方不明!などという背筋が凍るような噂まで流れていますからなあ。更に、この記事を信じるのならスイスには核物質を扱う闇市場が存在する事にもなりますぞ。折角、違法な闇資金のマネーロンダリング疑惑を払拭し掛けたというのに、またまたスイスが美しい景観に隠れて行っている醜悪な闇ビジネスが注目されそうです。リトビネンコさんが運んだ「商品」は何だったのか?それを買ったのは誰なのか?そして、それは今どこに有るのか?早急に調べなければならない問題が続出であります。それにしても、6年も前に関与した密輸が原因で今頃になって急に死亡するものでしょうか?
ロシア連邦保安局(FSB)元中佐、アレクサンドル・リトビネンコ氏の不審死事件で、英捜査当局は29日、ロンドン・モスクワ路線などに就航していたブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のボーイング767型旅客機2機の機内から、放射性物質を検出した。事件に関与した人物が残した疑いが強く、事件解明に向けた手がかりになると見られる。検出された物質が、リトビネンコ氏の体内から見つかったポロニウム210かどうかは、発表されていない。英捜査当局は、モスクワの空港で、BA社の別のボーイング767型1機を調べている。BA社のスポークスマンによると、捜査当局が、10月25日以降、事件に関与した人物が搭乗した可能性がある旅客機を調べる中で、放射性物質の有無の検査が行われた。
読売新聞 - 11月30日
■「放射性物質」と一言で報道されても、半減期が数時間やら数日という物から、1万年を越えるなどという物まで様々ですから、その正体が発表されないのは非常に嫌な感じですなあ。それも、「10月25日以降」という割と長期間に亘って、放射性物質が国際線の旅客機の中に存在していた!という衝撃的な事実を、こんなにさらりと報道しても良いのでしょうか?そもそも、そんな物騒な物を一般の旅客が利用する交通手段の中に持ち込んで、うろうろしている奴が居ると考えるだけで不愉快ですなあ。当初の報道では、ロンドンで検出された放射性物質のポロニウムは、10センチほどしか飛ばないアルファ線しか出さないから、紙一枚でも防げるとの話でしたのに、飛行機内発見されたのは放射線ではなくて「物質」と言うのですから、恐ろしい微粒子か何かが1箇月以上もジャンボ旅客機の中で、目に見えない危険な放射線を出し続けていたという事なのでしょうか?
■新型のテロリズムには、ワクチンの無い伝染性の病原菌を植え付けた兵士を放って、公共交通機関の中を移動させるというトンデモないアイデアが有るとは聞きましたが、厳重な対テロ警戒体制の網に掛からない微量の放射性物質をあちこちにパラパラ播かれたら、お手上げですぞ!これでプーチンさんが命令したかどうかは兎も角、ロシアとイギリスの間で危険な物質を運んだ者が居た事だけは確かになったというわけですが……。
ロシアの情報機関、連邦保安局(FSB)元中佐、リトビネンコ氏の怪死事件で、29日付の同国紙イズベスチヤは、ロンドンの同氏の立ち回り先数カ所で放射性物質ポロニウム210が検出されたことは、誰かに売るために自ら持ち歩いていた可能性を示していると報じた。
同紙によれば、ポロニウム210を運ぶ際には完全気密の小容器に入れる。この容器が何らかの原因で損傷してポロニウムが漏れ、皮膚を通じてリトビネンコ氏の体内に入り、変死の原因になった可能性があるという。
時事通信 - 11月29日
■それが本当なら、リトビネンコさんは指や掌(てのひら)にポロニウムを付着させたまま、ロシアとロンドンを少なくとも2回往復したという事になりますぞ。すっかり言論統制が行き渡ってしまったロシアのマスコミですから、政府が主張している「ロシアは無関係だ!」という話を前提にして報道が続いておりますなあ。イズベスチヤ紙の仮説は、ロシア国内から少なくとも2度に亘って放射性物質を運び出した人物の存在を、逆に証明している事にもなるのですが……。
ロシアの元情報機関員アレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで怪死した事件で、29日付の英紙インディペンデントは、同氏が倒れる直前にすしバーで会ったイタリア人学者マリオ・スカラメッラ氏が、「リトビネンコ氏は核物質密輸を行っていた」と発言していると報じた。同紙は事件発覚直後、スカラメッラ氏にインタビューした。それによると、すしバーで出会った際にリトビネンコ氏は「2000年に自分が中心となってロシアからチューリヒへ核物質を密輸した」と打ち明け、ロシア連邦保安局(FSB)のために密輸を行ったと話したという。
時事通信 - 11月29日
■ロシアが喜んで良いのか、怒らねばならないか迷うような記事です。ソ連崩壊以来、旧ソ連時代の核兵器や関連物質の管理が杜撰で、原材料や廃棄物どころか、アタッシュ・ケース型の小型原爆が行方不明!などという背筋が凍るような噂まで流れていますからなあ。更に、この記事を信じるのならスイスには核物質を扱う闇市場が存在する事にもなりますぞ。折角、違法な闇資金のマネーロンダリング疑惑を払拭し掛けたというのに、またまたスイスが美しい景観に隠れて行っている醜悪な闇ビジネスが注目されそうです。リトビネンコさんが運んだ「商品」は何だったのか?それを買ったのは誰なのか?そして、それは今どこに有るのか?早急に調べなければならない問題が続出であります。それにしても、6年も前に関与した密輸が原因で今頃になって急に死亡するものでしょうか?