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裏話.2

※初めての方はこちら「プロローグ」「このblogの趣旨」からお読みください。
※「極楽飯店」の第一話はこちらから。

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ここのところ停滞していたアクセス数が、前回のエントリで急に伸びたんです。

なんと、更新の当日はgooブログの総合ランキングで11位となるアクセス数でした。


久しぶりに更新が続いたからでしょうか。

いや、僕はどうも違うような気がするのです。

そう。タイトルにあった「裏」という言葉に過敏に反応して、思わずアクセスしてしまう、そんなエッチな方が多かったのではないだろうかと推測しているのですが、そんな深読みの仕方は的外れでしょうか。

そんなこんなで今回は「裏話.2」と題してみましたが、実際は裏話ってほどのことでもありません。ふっふっふ。

(ちなみに、実際に使おうと思っていたタイトルは『記憶』です)



皆さんはこのブログ、そして本(あの世に聞いた、この世の仕組み)の冒頭に書かれていた内容を覚えていらっしゃいますでしょうか。

僕と雲さんの出会いは、僕が記憶障害に陥っている日のことでした。

当時はまだうまくインスピレーションを受け取ることができず、ビジュアルなしの、「ぼんやりとした言葉的な印象」でコンタクトが始まったのですが、一番最初にかけられた声は『はじめまして』でも『こんにちは』でもなく、『お前の記憶はどこにあると思う?』というものでした。

そして僕は「脳、だよね?」と答えたのですが、雲さんは『いや、違う』と。

「じゃあどこに?」と訊くと、『魂に』と続きました。


この、雲さんの言った「魂」とは、僕たちがなんとなくイメージしがちな「霊体」のことではありません。

「クラウド(回線の向こう側)」のことです。

当時の僕のボキャブラリーの中にはネット用語なんてありませんでしたから、インスピレーションの翻訳も、「魂」となっていたんですね。

でも、今ならちょっと違う表現も可能かな、と思っています。

それは、「オンラインストレージ」

回線の向こうにある、「アカシック・レコード」という名のファイル・ホスティングサービスです。

僕たちの記憶のそのほとんどは、肉体や脳ではなく、そこにバックアップされているのです。


かつて、色々な問題を一人で抱え、誰にも打ち明けず(誰にもばれないよう)、自力で何とかしようと必死でもがいていました。

その結果、重度の記憶障害に陥り、「思い出すこと」と「記憶すること」が出来なくなってしまったわけですが、この現象を改めて振り返って見ると…

医学的には「セロトニン欠乏」という要因で説明されましたが、別な角度(これまでのコンピューターに例えた例)から捉えてみると、それは「過度なハードディスクの空き容量不足」と「マルチタスク(複数の情報処理)によるキャパオーバー」によるものと言えます。


自分の意に反して思考が暴走し、止まろうとしない。

ずっと、何かを考え続けている。だから、ちゃんと眠れない。

という状態。


これ、パソコンで何かを処理中、とりあえず途中で「保存」を選択したものの、ポインタが渦巻きになって回り続け、ちっとも演算が終わる気配が感じられない…っていう、あの悲しい状態と同じです。

 ←最近のMACだと、こんなんで、

 ←一昔はこんなでした。

演算が終わらないと、泣けてきます。


で、それを踏まえて。

久々に雲さんとの対話にいってみましょう。



(  ̄Д ̄) 『あのな、脳っていうハードディスクには、人生の記憶を溜め込められるだけの空き容量はないんだよ。

そのほとんどは、肉体(筐体)を維持・コントロールするといったOSや、基本的なソフトウェアプログラムで使用されちゃっているんだ。

だから、頻繁に使う情報以外は、オンラインストレージにバックアップを取っておくのさ』


( ̄д ̄ ) 「でも、僕にはそんなバックアップをとった記憶はないですよ?」


(  ̄Д ̄) 『そりゃそうだよ。バックアップはお前の思考(様々なアプリケーションによる情報処理)が止まったときに行われるんだから。

お前が何かの演算にエネルギーを費やしている間は、バックアッププログラムを円滑に動かすだけのメモリが残っていないんだ。

だから、バックアップはその他のアプリケーションが終了している時、自動で行われる。

その多くは睡眠時だ』


Σ( ̄д ̄;) 「僕が寝ている間に、自動でバックアップが!?」


(  ̄Д ̄) 『そう。だから、回線が上手く繋がっていないときは、記憶のダウンロードも出来ないし、アップロードも出来ない。

「思考が止まらない(他のアプリケーションが終了していない)」「眠れない(自動バックアップシステムが起動しない)」という状況下にあったお前は、記憶障害(ファイルのダウンロード・アップロードができない)という状態になった』



(  ̄Д ̄) 『なのにお前は「自分でなんとかしなきゃ」って、起動中のアプリケーションを動かすことに必死だから、このウインドウが出ても「キャンセル」ばかり押しちゃうんだ』


Σ( ̄д ̄;) 「じゃあ、その回線がしっかり確保できたら、僕は色々と思い出せるわけですね?」


(  ̄Д ̄) 『そういうこと。だから、筐体が老朽化して障害(認知症)が起きたとしても安心だ。

筐体がクラッシュしても、オンラインストレージ上にあるデータは残る』


( ̄д ̄;) 「……」


*****


そういえば、開設当時の記事にも書いたことがありましたよね。

(  ̄Д ̄) 『もし、おまえが何かに行き詰まり、どうにも解決策が見つからない時は…、とりあえず寝ろ』

っての。


と、いうことで。

とりあえず今日のところはお休みなさ~い。



←どうか、キャンセルせずに…
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