静かな休日を過ごしました。

2008年03月18日 | 料理
テレビで神戸の菜の花畑を見る。まだ氷点下の朝が抜け出せない信濃路は、オオイヌノフグリの花に感動するレベルだ。

 日曜日、ふきのとうを採りに行こうと夫と話がまとまる。それも車で・・・・だ。ダイエットがてらのウォーキングも、ガソリン高だって、花粉症の脅威には負ける訳だ。

 2人で一抱えも採りましたよ。おまけにナズナも一つまみ。なんたって我が家の畑のふきのとうなんだから簡単でしたよ。

 夫とテーブルに向かい合って、ふきのとうを拵え、静かな日曜の午後。
なずなと一緒に何よりも野の物を喜んでくれそうな娘の舅さんにも宅配で送る。

 定番はふき味噌・てんぷら、最近はまっているのは煮物と刻んだふきのとうにしょうゆをかけるだけのシンプルなもの。これがお酒のおつまみに最高なのだ。

 ふきのとうの煮物は、さっと湯がいたものをしょうゆとみりん味の汁でさっと煮るだけ。これもおつまみ向き。

 久しぶりに静かな休日でした。掃除もできたし・・・・これがちゃんとできると、ストレスが減るのよね。

 いつもより2時間も早い夕食は、春の香りがいっぱいで、一杯が二杯とお酒がすすんだようです。おまけにパスタもおいしくて・・・・増えていました体重計の数字。
                       依田 美恵子
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信州の山事情・・・・その2  ボッになった文章

2008年03月17日 | 信州の木材
 「原木安定供給システム研究会」の続きを書く前に、下記文章は2月半ばに、地元紙に投稿してボッになったものであるが、ステップ段階として載せることにした。字数に制限があるので、少し短絡になっているかもしれないが、今の山事情と思って読んでいただきたい。


 「森林税の導入で間伐に対する認識が広がってきたところであるが、今日本の山林に大きな転機が訪れている。戦後の荒廃した山に唐松が多く植林されてきたが、つい最近まで輸入材との価格競争に勝てなく、森林整備を80%をも切捨にする間伐手法でしのいできていた。
 しかし、ここにきて、ロシアが木材にかってない関税をかけてきている。その関係で合板工場が、ロシア材から内地材にシフトし始めたのである。完全にシフトするならばその消費量は今までの需要量とは桁違いである。世界中の資源が奪い合いになっているのは、木材だけには限らないのが現状である。昨年は住宅着工数の減少もあり、一般にはそう目立った動きに見えなかっただろうが、業界は強い危機感を感じている。さらに関税が上昇する今年、来年以降、極端な木材の需要と供給のアンバランスが生じるのは目に見えている。
 手入れがされてない里山や二酸化炭素削減問題もあり、県も民間も森林整備に力を入れなければならないのは急務であるが、事業の内容が切捨て間伐だと聞く。切迫しつつある現状を把握して、需要に見合う程度の木材は搬出して資源としての有効利用を切に願うところである。
このまま現状どおりでいくならば、何年もしないうちに、間伐問題と同時に、乱伐されたまま植林されない禿山で苦慮する事態も出現してしまうかもしれない。現に他県ではそれが杞憂ではなく現実問題になっていると聞く。
 先人たちが汗して植林した木である。ただ伐って朽ちるのを待つだけでなく、1本でも多く市場に出すことが、その努力に報いることではないだろうか。
 せっかく軌道に乗り始めた、県産材を使う住宅に水をささないためにも願うばかりである。」

                      依田 美恵子
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信州山事情・・・その1 伐採搬出ガイドライン 信州は宮崎から何を学ぶか

2008年03月15日 | 信州の木材
 昨日上田市で開かれた「原木安定供給システム研究会」は、信州は宮崎から何を学ぶか、をテーマに信州の林業・素材生産業のゆくえを探った。

 昨年の今頃、NHKのクローズアップ現代で取り上げた、九州熊本の禿山の様子がこの1年間私の脳裏から離れなかった。離れないどころか、信州の山事情もしだいに予断を許さない方向に転換するのではないかという予兆が見え始めてきた。そしてこれは信州だけではなく、日本全国の悩みでもあるだろう。

 戦後植林された木が伐期を迎えつつある。信州は今、森林税を導入して、遅れている山の手入れをしょうとしている。しかし温暖な九州では唐松ではなく杉であり、その成長は唐松の比ではないので、もう間伐の時期ではなく、皆伐である。
 
 皆伐をしたら植林をするというのがかっては常識であったが、今は収穫をしても次世代の為にという気になれないほどの金額にしかならない。宮崎は公表で2000haが、再造林放棄地だそうだ。これを宮崎の有名な知事さんが、3年でなくすと言っている、という頼もしい話もあるようだが。

 それについて、造林までに税金を使うことに県民の反応はという質問もあったが、森林に限れば、個人のもののようでありながらも、大きな自然という観点から言えば、その環境については共有物であるかもしれないと感じる。一概の判断はできない。

 今、木を伐るのに、大型の機械が山に入る。だから山はそれなりに荒れる。それをそのままにしていたら、表層は流れ、岩がむき出しになってしまう。そうなると山は再生しない。本当の禿山になる。大雨が降れば貯水能力もなくなり災害の源となる。

 話の中で昨年の台風では、山に残された端材が海に流れ出し、養殖場の網を大量に傷つけた事例もうかがったが。

 今回、その宮崎の山の現実を憂いて、仲間とともにNPO法人「ひむか維森の会」を立ち上げられた代表理事の松岡明彦さんに、宮崎の実態と山を守るための「伐採搬出ガイドライン」の内容をお聞きした。

 ここ何十年も見向きもされなかった山が、資源の奪い合いの中で、急に注目をあびるようになった。そんな中で、この山全部という買い方までが出現する時代になりつつある。それは山の救世主かハゲタカのどちらかにちがいない。

 「伐採搬出ガイドライン」の内容はすばらしいものである。是非こうあってほしいと思う。しかしこれは植林を前提とした地ごしらえまでであって、それ以上ではない。そしてガイドラインにのっとるというのは、確実なコストアップであることは間違いない。

 だから、認証制度をとりいれたり、公的な山の入札の条件にしてもらったり、製材工場にも優先的に高く購入してもらったりという方向にもっていきたいとのことであった。

 価格競争の中でそぐわないという意見もあろうが、世の中がスピードアップしている今、その判断を躊躇している時間はあるまい。一歩間違えばここ5年から10年で、いたるところに禿山を見ることだろう。

 ここ3年の間に山事情は激変している。私はこの変化の後、残される事象をものすごく恐れている。

 続きはまた。

                          依田 美恵子


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佐久平駅近くの新築マンション解体・・・その2

2008年03月14日 | 住まいづくり
仕事帰りに美容室に行った。終わって外に出たらおいしそうな匂い。オーリブオイルでにんにくを炒めている、うんあれは赤唐辛子も入った香りだ。どこにイタリヤンレストランがあるのやと見回してしまった。

 あれはどちら様かの家の手料理の香りなんだろうな、こんなおいしそうな料理が並ぶ幸せな食卓に思いはせて、うーん私も週末はパスタにしょうと固く心に決めた。

 美容室で新築マンションの解体建替の話題が出た。物件は目の前だから、関心も高いらしい。

 壊す費用から建替費用までが、巷でも話題になっているみたいだ。見習いさんが、髪を洗ってくれながら、建替費用は保険から出るんだそうですね、と言う。「えー」とびっくり。たしかに建設工事保険・請負賠償責任保険・生産物賠償責任保険はある。わが社も加入しているが、今回のがこれに該当するとは、とても思えない。もう入居している人に対しては、生産物賠償保険は適用になるだろうが。

 わが社の加入している保険にも確かに、建設工事中の設計・施工のミスにより工事中の物件に生じた損害を補償する。とあるが「お支払いできない場合」というものがあり、「保険契約者または被保険者の故意・重大な過失による損害」がその中にある。

 今回が保険で下りるなら、姉歯ショツクはなかったはずだ。今回のように建て直ししますと業者が明言していて、それが実行されれば、入居者や契約者は1割だから、おおかたは発注者と請負者との話し合いになるだろう。

 姉歯事件は構造計算の偽装であった。それを受けて21年10月には瑕疵担保責任履行法が施工される。昨年のあの騒ぎの中の施工なだけに、ただただ納得がいかないのだ。・・・・実に憤懣やるせない。
 
 またこの瑕疵担保責任履行法、個人でやっている大工さんには保険加入の義務づけもないようだ。こんなザル法あるだろうか。
 
 一つの法律ができると、それを施行するためには、多くの人が必要だ。ひょっとしてこれ職場の確保か・・・・なんて・・・悪口言っています。

 法律で縛つたり規制しなくても、正直な家づくりをしてほしいと願うばかりだ。
                        依田 美恵子
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真冬に半袖・・・気になりませんか。

2008年03月13日 | 住まいづくり
 アトピーで悩む娘から、「着てくれないかしら」と大量のセーター類が届いた。身体が一切受け付けてくれないからとはいえ、私のタンスも満杯なのよ。

 しかしである、半袖でタートルネックのアィテムが多いこと・・・・こりゃなんだ・・・、と思う。

 自分が年をとったと思う時はどんな時なんて、テレビで放映していたけれど・・・・まさしくこれだなー。

 半袖を着る時にはタートルでは暑過ぎ、タートルを着たい時には、半袖では涼しすぎ。友人に話したら「おしゃれのためなら我慢するの」と言われたけれど、とてもとてもだ。
 娘には悪いと思ったが、母はもうババシャツが似合う齢なのだ、目をつぶって処分した。・・・・自分の洋服だけでも、持て余しているんだから。

 それにしても気になるのは、テレビで見る、この時期の半袖姿だ。スタジオの中は、1年中同じ温度ということなのだろうか。しかし男性が半袖ででてこないところを見ると、「おしゃれ」のためなのか。見る度に心の中に小さなさざ波が立つ。

 真冬にお客様を訪問して、半袖短パン姿に仰天したことがある。伺えば温度設定を24度から25度設定とのこと。それでは燃費が大変でしょうとの話になる。ご本人も重々承知なされていたが、途中からの温度変更だと身体がついていけないから、翌秋を待つことになった。

 暖かい家を作らせていただいているが、真冬に真夏の生活まではお勧めできない。20度と24度では燃費は倍になるはず。また20度を16度に落とせばその逆となるはず。

 この佐久でも20度設定だと、家の中で身体を動かしている主婦には暑過ぎるし、ソファーにただ座っている人は物の足りなさを感じるかもしれない。

 体感温度や快適温度には個人差が、ある程度温度を低めに設定して、1枚羽織るか、膝元が暖かいように、スイッチをいれない分でもお炬燵の併用をお勧めする。

 どちらにしても、家中に温度差がない住宅が前提の過ごし方ではあるが。

 灯油高になり、省エネに対しての意識も高くなった。小さな意識の積み重ねが
二酸化炭素削減にも相乗効果をもたらす。

 先のお客様、次の冬設定温度を下げられた、そして「省エネ住宅の意味が納得できました」と報告してくださった。

 温度を上げない秘訣は秋口に少し我慢をすること、そして温度を簡単に上げてしまわないこと。それがお財布と地球にやさしさをもたらすから。

                    依田 美恵子




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疲れた時に読む本

2008年03月12日 | 読書
3月1日封切の「ライラの冒険」を先行放映で2月のうちに見ました。たまたま時間がとれたので、飛び込んだ映画館で、時間が合ったのはこれだけだったというのがご粗末な裏事情。

 券を買ってから「ひょっとしてこれ子供向け?」と尋ねるあたり、かなり・・のもの。

 それでも結構楽しめました。好きなんですよね、冒険物。「ロビンソンクルーソー」「24少年漂流記」なんていう類が。これらの本お子様向けのダイジェスト版でないものを読んでください。結構分厚くて、風邪の治りがけのベットの中で読むには最高です。

 身体も心も疲れた時に必ず読みたくなる本、ローラ・インガルス・ワイダーの「大草原の小さな家」シリーズ、このシリーズ10冊位あるんですよ。それと「アンネの日記」。このあたりが心身共に元気にしてくれます。

 マツミハウジングさんのホームページの中の「思ったこと・感じたこと」に久保田さんが書かれている、このローラ・インガルスについての文章は感動ものです。まさしく久保田さんの感性そのものです。まだ読んだことのない人は是非お読みくださいね。
 
マツミハウジングさんのホームページは
http://www.matsumi.com/
です。

                          依田 美恵子
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佐久平駅近くの新築マンション解体へ。

2008年03月11日 | 住まいづくり
 佐久平駅近くの2月に完成したマンションが、不正工事のため解体というショツキングなニュースが入ってきた。鉄筋コンクリート造りの地上11階一部地下1階、延べ5900㎡、3LDKと4LDKで50戸である。

 最近佐久平駅周辺は過剰な程にマンションが建った。この辺りはまだ地価が安いので、最近までマンションには馴染まない地域でもあったが、東京まで1時間ちょっとという利便性や、駅周辺の開発が追い風になりブームが起きた。

 それでも最近は売れない物件もあって、週1回もの折込やポスティングとかなり目立っていて、それがかえって人気がないのか、グレードが悪いのかという印象を与えていた。それに比べて解体物件はそんな動きが見られなかったから、やっぱりこっちのほうが立地とグレードがいいのかなと想像していたら、販売自粛だったらしい。

 梁に排気ダクトなどの貫通口を確保しないで、コンクリートを打設し後から直径10~26cmの穴を貫通した際、内部の鉄筋、直径13mmを切断した。これまでに26ケ所判明。その場所も基礎部分から6階に集中というから、恐ろしい。

 昨年は構造計算うんぬんの年だった。どんなに法律で縛ろうとも、でてくるものなのだと感じいった。

 工事の段階で、誰かが気がつかなかったのだろうか。1人や2人でやっている現場ではないだけに不思議だ。それともこんなこと日常茶飯事なのだろうか。
 一番の疑問・・・・これだれが告発したの。
ここまでくるには、多くの人が見ざる、聞かざる、言わざるだっただろうから。

 良心・・・それが一番必要なのだとおもうのだが・・・何かを優先させた結果なのだろう。

 佐久のマンションブームに水がさされた。
                             依田 美恵子


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カントリージェントルマン・鴨志田さんのこと。

2008年03月10日 | 住まいづくり
「住みごこち追求セミナー」の講師を務めてくださったのは、2004年秋に東京の井の頭から軽井沢に移住なされた、ネットベンチャー行政書士の鴨志田勉さんです。

 当社のホームページからも、リンクしていますが、「カントリージェントルマンへの道」として、ホームページからすごい情報を発信しています。そのブログ数は2桁です。

 今回もセミナーの資料を作られたのを契機に、「移住・住まいづくりサポートセンター代表」として、新規ビジネスを立ち上げようかとおっしゃつていましたが、実に内容の濃いお話をいただきました。

 軽井沢は長野の中でも特殊の気候です、この佐久から車で20分の距離ですが、寒さと湿気が違うのです。

 そんな中で、土地を探された経緯から、当社と出会うまでのことを、キーポイントを含め、系統立てて解りやすくお話いただきました。

 プロジェクターを使って、季節毎の家の周囲や、建築工程そして完成した住宅の内部が一つの物語として、見る私を魅了しました。

 薪ストーブは氏の大きなこだわりです。最近油類の高騰により、得に注目をあびていて、参加されたお客様の関心も高いところでした。

 薪の確保、薪ストーブは薪づくりを楽しむという発想が必要のようです。赤い炎が見える前で、愛猫がのびのびと横になっている写真はほほえましく心温かくなります。

 家は建てたらお終いでなく、そこから始まるという発想は、私たち工務店も建てた時から始まるお付き合いに通じます。氏の家のメンテにかけられる情熱に敬意を表します。
 唐松板の外壁やベランダの塗装を仕事の合間に自ら行われ、それも楽しまれてです。アドバイスはさせていただきましたが、建て終わったらエネルギーはそこで小休止という方が多い中で、本当に優等生のOBのお客様です。

 「人生の100のリスト」ローバート・ハリス著の話はきかれたことはないでしょうか。氏はそれに影響を受け、自分の100のリストを作られたのでしょう。氏のリストの2番目にある「地方に居を構え、カントリー・ジェントルマンとして行動する」が、実行なされたのだと納得しました。
 
 人間は「願わないものにはなれない」これは真実だと思う。しかし自分の夢を100書き記すことは、やつてみると解るがものすごいエネルギーがいる。夫や子供に賭ける夢はいくらでも書けるが、自分の夢は正直むずかしい。自分の夢は自分の努力するという必要が伴うからである。

 さらに氏は「白洲次郎」氏の「地方に住みながら、中央に目を光らせる 本当の紳士。時流に流されず 自らの考えを 身をもって実行する」という考えに出会ったことも、軽井沢移住のきっかけとなったようです。

 地域に溶け込み、いろんな役割も担われ、すっかり追分の人となられていました。上棟の頃生まれた下のお子さんも、もう4歳になられました。その子供たちと畑仕事も楽しまれたり、豊かな自然の中でのびのびとした子育てをしておられます。いゃー子育てどころか、これは親育てでもあるのでしょうね。

 わたしの筆ではこの程度のご紹介しかできませんが、氏のホームページをご覧頂くと、軽井沢の状況がリアルタイムでわかります。

 当社のホームページのリンクからお入りいただくか、軽井沢・鴨志田さん・カントリージェントルマンでも入っていけると思います。
 是非すばらしい出会いをなさってください。
  


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                         依田 美恵子
 
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長野牧場の唐松が伐採されました。

2008年03月07日 | 信州の木材
長野牧場の景観が一変しました。思わず「あっー」と声を上げること請け合いです。昨年の台風で唐松や白樺の枝が折れて、車を直撃したり、道路に倒れたりしましたから、それを受けての今回のこととなったのでしょう。

 地元の私たちは、強風の時は絶対通らないと決めていましたから。
 
 最初道路の拡張分だけ伐採するのかなーなんて見ていたのですが、瀬戸にむかう通りの片側全部です。
 一部の木は牧場ができた当時に植えられた木でしたから、樹齢100年を超えたものも含まれていました。防風林のために、牧場の周囲には植えられていますが、春の芽吹きから、晩秋の黄金色まで、この唐松にはどんなにか心を癒されてきたことでしょう。

 唐松は落葉松とも言われるのですが、秋の落ち葉には、唐松独特のヤニもあり歓迎されません。それが大木になるとそのボリュウムたるものすごいのです。そして枝は自然に落下しますので、杉や桧と違い枝打ちの必要はありませんが、この木の下を強風時に通るのは危険なのです。

 40年前は人の背丈の3倍程度で風情のあった白樺も、人一人では抱えられない程に成長しました。こんなすばらしい大木なかなか他ではみられませんよ。

 それでも人の手が入ったものは更新が必要のようです。・・・ちょっとセンチになった日でした。
                               依田 美恵子


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あなたは住みごこちを体験宿泊しないで家を建てますか?

2008年03月06日 | 住まいづくり
完成見学会と「住みごこち追求セミナー」を9日に開催します。折込広告に「あなたは体験宿泊をしないで家をたてますか?」と今回趣向を変えて入れました。

 車には試乗があり、洋服には試着、食べ物には試食や試飲まであるのに、高価な住宅を、試しもしないでいいんでしょうか。

 当社の体感ハウスにお越しになられたお客様の反応で際立つのは、最近よそのハウスメーカーや工務店で建てられた方です。
これから建てられる方は、お勉強されている方は別にして、これからの家はみんなこんなに暖かいんだと思われます。

 最近新築された方は、まず暖房をチェツクなさいます。そして「どうして?、どうなっているのよ、我が家とは違う」ということになります。そして知らなかったことに対して、強く後悔なさるのです。

 地球の温暖化のニュースが流れない日はありません、二酸化炭素の削減のためにも、省エネルギーで快適に暮らせる家を作くらねばなりません。

 平成17年11月に発覚した構造計算書偽装問題を契機に、住宅の買主等を保護するため、新築住宅の売主や請負人に保証金の供託または保険への加入を義務付ける、「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」が平成19年5月に制定されました。

 これは平成21年秋から義務づけられます。「10年間の瑕疵担保責任」です。

 しばらく前に、住宅の完成時に完了検査が義務づけられました。

 これらは住宅のレベルの底上げにはなるのでしょうが、むずかしい問題です。同じグレードの物が作られているならともかく、ローコストまで含めたものの瑕疵を、倒産などにより、補修できなくなった場合には集めた保険で補填するものということなのですが。

 保険金を支払うのは、請負人や売主ですが、突き詰めれば、末端のユーザーの負担になりうるということでしょう。

 これから家をたてられる方には、「住みごこち」を確かめていただくと共に、工務店が依頼するに足るかをしっかりと調べていただきたいです。
そうでないと、法律や保険を次から次へと拡大し、お金で買う安心と安全はコストにはね返ります。けれど本当の安心と安全は人の心ではないでしょうか。ユーザーの厳しい目がない限り悪質な業者は撤退していきません。

                       依田 美恵子


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