いい家をつくると言う気概が一番なんだ。

2008年04月06日 | 住まいづくり
打ちあわせのお客様に、今までの断熱材と一部違うものを使います、という説明をしても、お客様は「結構ですよ」と承認してくださる。今までの私たちの気負いはなんだったのだろうかと思う。

 ソーラーサーキットの家を作っていたが、それはノウハウと資材だったたけで、本当のつくり手は「中島木材」だったのだとあらためて気づかされた瞬間だった。

 どんないいものでもあっても、つくり手の「いい家」をつくるという気概が無け
れば、いい家できないということなのだ。

 お客様はわが社のいい家をつくるという姿勢を見ていてくださっていたのだと、ここ短い時間ではあったが知ることができた。

 昨日松井さんの本を読んで家を建てたいというお客様のメールにも、一言もソーラーサーキットの家という言葉がでてこない。

 OBのお客様がよく言われるのは、当社の社長の熱弁である。最初にお会いした時から打ち合わせの間に、たびたび家づくりに対しての熱弁が入る。・・・・隣室にいる私たちは・・・・・ちょっと長くなり過ぎたり、横道にそれてるー・・・・と思える時は、みゆきさんがさりげなく顔を出して・・・軌道修正したり、お口にチャツクをすすめる。

 それでも偉いと思うことは、あくまでお客様の立場にたった提案をしていることだ。損得の提案であってはならないとはっきりと言い切る。何がお客様に最良なのかを考えろと安易をきらう。

 まあ客様は今は目の前のことしか見えていないけど、プロは先が見えるのが当たり前。長いスパンで考えた提案もまた必要なのだ。

 昨日もお客様に呼ばれて「息子たちの前で余計なことしゃべらないのよ」とお客様の奥様に念を押されていたのに、「とうとうがまんができなくて」と帰ってきた。・・・・聞いてみれば無理からぬか・・・・それこそ住む人の幸せを思うなら・・・と納得した私。

                          依田 美恵子
【 中島木材のホームページは こちら

       

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