中国古典にコンプレックス

2008年04月15日 | 読書
どういう訳か(いや単純に)中国の古典にめっぽう弱い。昨日届けられたプレジデントに「中国古典入門」なるCDシリーズの販売ご案内のパンフレットが入っていた。いっもならザーッと目を通して資源ごみ行きなのだが、長年この中国古典コンプレツクスを持っている身にとっては、なぜか捨てがたいのだった。

 論語は確か孔子の言葉、孫子の兵法は経営書として愛読されている人が多い。それに韓非子。10数年前、異業種の皆さんとの勉強会を続けていたのだが、時々彼らの口から、この孫子や韓非子が出てくるのだ。生まれが戦前でというならわかるのだが、10歳も違っていないのにどこで勉強したのよ・・・・と話に付いていけない私はひがんだ。

 本屋さんで、にわか仕込み用に買ってはみたものの・・・・良くわかった。
私の頭の右脳にも左脳にもうまく入らないのだ。
それ以来相変わらず惨めな思いを心の隅にかかえ続けているのだ。
それでも染み込む下地位になればと、漫画で三国誌でぜーんぶ読んだ。これは50冊以上だったが、楽に読めたのに、単行本の三国誌はもう5年も新冊のまま鎮座している。

 うむうむ、東工大で物理を学ぶ社長の三男のカリキュラムの中に「論語を読む」
がたしかにあったぞ。先日宇宙の研究をするという彼が実際何を勉強しているのかと見せてもらったのだ。

 物理と論語・・・・ものすごくミスマッチのようであっても、やはり人としての教養には必要なのだとあらためて感じ入った。女子大のカリキュラムにもあるのだろうか?

 中国古典入門のパンフレットに「人間関係の書・経営戦略の書『孫子』」とあり、CD+テキストでとっても魅力的なんだけど、最後のページの定価を見たら、112.000円のところ99.800円、うーん・・・途中で挫折する勇気がうせた。・・・・右脳も左脳も受け付けてくれるかどうかわからないので、費用対効果の論理であきらめて・・・資源ゴミコーナー行きとした。
                       依田 美恵子

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コメント
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